■東京国際空港(羽田空港) 更新された政策コンテスト枠は傾向に変化
日本航空(JAL)グループとANAグループは27日までに、4月の搭乗実績を発表しました。二年間の設定が完了し、3月27日から継続設定となった政策コンテスト枠分の各路線は傾向に変化が出る結果になっています。
3月27日から政策コンテスト枠が継続されているのは、山形線(JAL)、鳥取線(ANA)、石見線(ANA)の3路線です。
山形線は、昨年度まで増加が続いていましたが、ついに利用者減となり、増便効果による増加が伸び止まった状況です。
鳥取線は、昨年度まで微増が続いていますが、引き続き微増しています。
石見線は、利用者二割減少と利用が急ブレーキ。搭乗率は15.9%減少し、三割台と低迷しています。
政策コンテスト枠に応募し唯一落選した佐賀線は、ANAが自主的に増便を継続しています。昨年度まで増加が続いていましたが、利用者が若干減少となっています。
増便も三年目を迎え、利用傾向に変化が出てきている状況です。
■羽田発着政策コンテスト枠使用路線の4月実績 左から利用者数(昨年比)、搭乗率(昨年比)
・山形線 JAL:2往復 6,259人(▲ 2.5%) 71.0%(+ 0.6P)
・鳥取線 ANA:5往復 27,587人(+ 7.1%) 54.2%(+ 2.7P)
・石見線 ANA:2往復 7,048人(▲20.6%) 36.0%(▲15.9P)
(参考)
・佐賀線 ANA:5往復 28,651人(▲ 4.1%) 57.5%(▲ 2.7P) ※ANA自主増便継続
2016年05月28日
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