※2016年6月にアップした2016年4月の旅行記です。
■2016.04.03 喜界→奄美→(瀬戸内)
■意外と面積が広い喜界
二日目。今日は午前中は喜界で、午後は奄美だ。
飛行機に乗るので、航空ファンならまだまだ楽しめる部分が残っているが、空港ファンとしては、空港の見学は既に昨日終わらしているから、あとのメインはゆっくり普通の観光になる。
まずは12時過ぎの飛行機まで、喜界島を観光だ。
9時過ぎにホテルを出て、昨日の夕方では行けなかった島北部を中心にぐるりと、今度は時計回りに島を回った。
2012年5月に打ち上げられた東日本大震災の被災漁船がモニュメントとして残っていた。気仙沼から流されたものだそうだ。喜界島の隆起は大地震で起こったとの研究もあり、なんだか妙に地震列島を感じる島訪問となった。
喜界はゴツゴツした海岸が多く、ビーチはあまり多くないが、所々にあるビーチはプライベートビーチのような雰囲気のところが多い。最北端には、ハワイという海岸もある。逆に陸側は、台地の上はまっ平らで広々。きれいな海と広々とした陸という対照的な風景を体験できた。
ただ島の一周はチャリでは無理だ。島中央の隆起地帯にある観光地へはかなりの高低差があるし、島自体も意外と広い。やはりレンタカーは必須のようだった。
空港には、チェックイン時間も考慮して11時半に戻るようにしたが、メイン観光地をぐるりと回ったら、結構時間ギリギリになってしまった。
小さい島ながら湾の街中にはいくつかガソリンスタンドがあるのだが、日曜日なので開いているところがなく、最後は高額な精算をしなければならないという欲しくもないオマケ付きだった。
喜界空港は、日本の空港ではもう残り少なくなってきた、搭乗待合室がない空港だ。
チェックインロビーも狭いので、人だらけのロビーには入れずに外で待ちぼうけ。飛行機が到着してから保安検査となった。
離陸は北側へ。北風なら奄美は南からかと思っていたら、そのままコの字に飛行して奄美では北側から着陸となってしまった。
喜界路線はあまり高く上がらないため、空港の空撮にもってこい。離着陸前後の旋回時に狙いやすいのだが、二人掛け側になる右側席をとっていたため、今回は、離陸直後に喜界島、着陸直前に奄美大島がチラッと見えただけで、空港の空撮はかなわなかった。
ターミナルの待合所が混雑しているなあ、と思っていたら、奄美行の飛行機はやはり満席に近い状態だった。
■意外と時間がかかる奄美
13時前に奄美に着陸。このあとは、島最南端のホテルへと向かう。空港は最北端近くにあるので、目立った観光地に寄りながら南下していくことにしていた。
いつもなら、回る最後の観光地は日没前後に行き、そこから夜道でアクセスする。しかし、今回のホテルは辺鄙なところにあり、夕食確保が難しいと判断して、夕食付きとしていた。このため、日没より早い18時にはチェックインしなければならない。まだ5時間あるが、観光しながら南下するため、あまり時間がない印象だった。
当初の予定では、今日は、距離が長い西海岸沿いを南下、明日は東海岸の国道58号線を北上するつもりだった。今日は南部メインで、明日はさっさと空港近くまで来て島北部を制覇しようとしていたのだ。
ところが、明日の天気は雨予報だった。
雨が降ったら、自然の観光地には行きづらくなるし、海もなかなかきれいな色が出ない。今日は晴れているので、今日できるだけ海を回り、明日は室内観光とした方がいいだろう。しかし、奄美で整備された色のきれいな海岸は北側に集中していた。つまり、予定通りだと、海という奄美一番の売りを楽しめない可能性が高い。
そこで、急きょ今日は北側をメインで回り、時間が許せば西海岸から、無理なら東海岸から南下する方針に変更した。西海岸の経路も、最長では、名瀬から大和、宇検、瀬戸内篠川などを通るルートを想定しているものの、宇検から東海岸側にショートカットできるので、時間がなくなれば、それも活用していくことにした。
で、すぐに空港から北上し、笠利半島を半時計回りに回りはじめれば良かったのだが、まだ昼飯前だ。
昼飯は龍郷にある鶏飯名所のひさ倉で食べることにしていたため、空港からいったん南下。そこから、時計回りに笠利半島をぐるりと回る無駄が多い経路を行き来することになってしまった。赤尾木から龍郷の間は今日だけで四度も通ることになった。
昼飯を食べ終わったのが、14時過ぎ。そこから笠利半島をぐるりと回るのに一時間以上かかってしまい、龍郷に戻ったときには15時半になってしまった。
まず向かった最北端笠利崎。海の色がとにかくきれいだ。
ここからすんなり行けば、まだ西海岸経由でもなんとかなるかと思っていたのだが、龍郷から先は車が多くダラダラ。信号待ちだらけで速度が全く出せない。なんとか名瀬の市街地を通り抜け、大浜海浜公園に着いた時には17時になってしまっていた。
これはさすがにマズい。
ここまで島の半分も来られておらず、クネクネ道が続くであろう西海岸を南下したら、絶対に18時にホテルへは着けない。宇検からのショートカットを活用しても無理だろう。なにより国道58号線を南下しても早く行けるか微妙な状況だ。
結局、西海岸からの南下は断念。まずはホテルに遅れそうなことを電話して、車に乗り込み、国道58号線の南下を始めた。
名瀬の市街地を抜けたらほとんど信号がなく、それまでのダラダラ車列が嘘のように解消したものの、古仁屋までは小一時間かかった。ちょっとの寄り道で済む高知山の展望台だけでも寄りたかったのに、時間もない上、暗くなりかけており、しかも薄いガスがかかっていたので、行くのは諦めてしまった。
そのままホテルへと直行となったが、古仁屋からさらに20分ほど時間がかかり、結局ホテルには19時頃に到着となった。
最南端だけあって、思った以上に時間がかかるドライブになってしまった。
部屋に入ったら、加計呂麻島が見渡せるオーシャンビューで、部屋も広くて快適だったが、すでに日没後ですぐに暗くなってしまい、美しい景色は長くは見られなかった。
※ホテルに着くまで結構時間がかかってしまったが、仮に羽田便や成田便から到着した人がどこも寄らずに直行したとしても、あと一時間早く着けるぐらいだ。夕方近くに着く便しかないから、島の南部へ来るのは、結構大変な印象だった。
南北を結ぶ国道58号線も多くの区間が山の中で高低やカーブも多い。徐々にトンネル等が整備され、行き来しやすくはなっているものの、南端までは時間がかかる。南端までこれほど離れているためか、奄美の観光ホテルは、名瀬以外では島北部に集中している。
今回のホテルは、料金が高めの設定だったので、食事はそれなりにオシャレだったが、海に入らない今の時期は、部屋以外満喫する方法が思い付かなかった。
一番期待していた温泉は、最近オープンしたばかりなのだそうだ。離れにある屋根付露天風呂なのだが、石鹸すらなく、体を洗えない。しかも、お湯は濁り湯。お湯のなかにハブがいたらシャレにならないから、ビクビクしながら入り、全く極楽気分を味わわないまま、部屋に戻ることになってしまった。
明日も奄美大島縦断の大移動が残っているので、そのまま早めに就寝した。
■今日の教訓!
・[喜界]ビーチは小さくてもハワイ?級←プライベート的なところが多いです
・[喜界]日曜はガソリンが問題←スタンド開いてないのでレンタカー屋で精算です
・[奄美]綺麗なビーチは北側に多い←空港周辺だけでも楽しめます
・[奄美]唯一の温泉は濁り湯←底が見えません、、、
■実際の旅程
04/03 SUN
湾 09:00(レンタカー)→10:00ハ ワ イ!
ハ ワ イ10:30(レンタカー)→11:30[喜界空港]
[喜界空港]12:15(JAC3832便)→12:35[奄美空港]
[奄美空港]13:00(レンタカー)→13:30ひさ倉(龍郷町)
ひ さ 倉14:00(レンタカー)→14:30蒲 生 崎
蒲 生 崎14:30(レンタカー)→15:00笠 利 崎
笠 利 崎15:00(レンタカー)→15:30あやまる岬
あやまる岬15:30(レンタカー)→17:00大浜海岸
大浜海岸 17:00(レンタカー)→18:00道の駅奄美大島住用
道の駅住用18:00(レンタカー)→19:00瀬戸内町蘇刈
(THE SCENE泊)
2016年04月03日
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