国土交通省(国交省)は16日、東京国際空港(羽田空港)跡地第2ゾーンの開発に係る民間事業者を住友不動産・東京国際空港プロジェクトチームに選定したと発表しました。
今回の選定は、羽田空港の沖合展開事業で生じた跡地のうち、宿泊施設等を整備する第2ゾーンで、施設の整備・運営を行う民間事業者を選定したものです。一般競争入札総合評価落札方式による公募手続きにより、住友不動産を代表企業に、住友不動産ヴィラフォンテーヌ、日建設計、西松建設、前田建設工業の計5社からなる住友不動産・東京国際空港プロジェクトチームを選定したとしています。
今後は、今年7月頃に基本協定の締結、9月頃に事業協定・国有財産定期借地権設定契約書の締結。平成30年4月1日〜平成80年3月31日の50年間、対象地の貸付を行う予定です。
今回の手続きには、ほかに、日本空港ビル・京急・三菱地所・大成グループと、GLOBAL WINGS羽田チームの2グループも応募。内容評価点は、日本空港ビル・京急・三菱地所・大成グループが43.292点、GLOBAL WINGS羽田チームの2グループが29.667点と、住友不動産・東京国際空港プロジェクトチーム(22.042点)を上回りましたが、国に支払う土地の貸付料について住友不動産・東京国際空港プロジェクトチームが圧倒的に高く、価格評価点で50.000点と他ニグループを大きく上回り、総合1位となりました。
日本空港ビル・京急・三菱地所・大成グループは、羽田空港国内線旅客ターミナルを運営する日本空港ビルデングを代表企業に、羽田に乗り入れる鉄道やバスなど計19社からなるグループ。GLOBAL WINGS羽田チームは、ANAホールディングスを代表企業に、羽田空港で多くの建物を運営する空港施設や仙台空港の運営権を取得した東京急行電鉄など計9社からなるグループです。
いずれも羽田空港に関係が深い企業グループでしたが、落選しました。
■東京国際空港(羽田空港)跡地第2ゾーンの開発に係る民間事業者の選定結果の公表(国交省公式サイト)
http://www.mlit.go.jp/report/press/kouku07_hh_000089.html
ラベル:羽田