□FFC 沖縄離島便の再開はますます遠のく?
沖縄の地元紙琉球新報によりますと、第一航空(FFC)の運航乗務員が半減し、粟国線再開や波照間就航の動きに影響が出ているようです。
13日付の琉球新報によりますと、「粟国空港で昨年8月、プロペラ機DHC6が着陸時に滑走路を外れてフェンスに衝突、11人が負傷した事故で、運航する第一航空(大阪)沖縄事業所の操縦士6人が会社の安全体制に疑問を訴えて退社したことが12日、分かった。事故当時にいた13人のほぼ半数が辞め、運休中の那覇―粟国便の再開や、遅れている石垣―多良間便などの就航に影響しそうだ。」と報道されています。
粟国空港の事故で那覇-粟国線が運休してから、来月で一年が経ちますが、まだ事故調査の報告書は出てきていません。調査終了してから対策を行うとなるとまだ時間が必要。ここに乗務員不足が加わることで、再開がますます遠のいてしまった印象です。
ちなみに、昨年の事故は、会社全体の乗務員訓練の問題が指摘されており、FFCは業務改善命令を受けています(すでに改善内容を提出済)。必ずしも機体の問題だけで事故が起きたとは限らないのですが、なぜか八尾では、別の機体であるせいか、遊覧飛行が継続されています。しかも、今月上旬からは、50周年記念イベントと称し、遊覧飛行を特別価格で提供するキャンペーンが行われているほど。
沖縄の定期チャーター便はいつまで経っても運休が続き、公共交通機関に大きな影響が出ている状況であるのに、チグハグな状況が続いています。
■第一航空、操縦士が半減 安全疑問訴え6人退社(琉球新報公式サイト)
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-315664.html
2016年07月14日
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