□FFC 事故等調査報告書を公表、粟国線再開はまだ先
運輸安全委員会は15日、昨年8月28日に第一航空(FFC)が粟国空港で起こした事故についての事故等調査報告書を公表、訓練体制改善などの勧告も公表しました。
運輸安全委員会が発表したのは、事故等調査報告書。昨年8月28日に第一航空(FFC)が粟国空港で起こした、着陸時の滑走路逸脱による機体損傷事故について公表しています。
原因として、副操縦士の航空機システムに関する知識不足に言及。「地上訓練及び飛行訓練の現状を正確に把握し、定められた訓練が適切に実施できるように訓練の体制を改善すること。」とする勧告を出しています。
報告書が発表されたことで、今後は、勧告に沿って改善を進めることになります。
事故以降、那覇-粟国線は再開の目処はたっておらず、これから改善を進めていくことになるため、再開まではまだまだ時間がかかりそうです。
なお、今回の勧告は、乗員訓練体制に関わる内容ですが、八尾飛行場発着の遊覧飛行はなぜか継続中となっており、離島の生命線である粟国線の早期再開が実現するのか注目されます。
■第一航空株式会社所属 バイキング式DHC-6-400型機の航空事故[着陸時の滑走路逸脱による機体損傷](粟国空港、平成27年8月28日発生)(運輸安全委員会公式サイト)
http://jtsb.mlit.go.jp/jtsb/aircraft/detail.php?id=2135
2016年12月16日
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