東京国際空港(羽田空港)の国内線旅客ターミナルを運営する日本空港ビルデング(日空ビル)は15日、貨物地区に第2ターミナル北側サテライト及びボーディングステーションを建設することを公表しました。
日空ビルが公表したのは、第2ターミナル北側サテライト及びボーディングステーションの建設。平成30年竣工を目指して整備するもので、建設工事の見積合せ参加希望者募集の形で発表されました。
今回発表された内容では、貨物地区に整備することが示されており、国内線第2旅客ターミナルビルの北側に整備されるものとみられます。北側サテライトは地上三階建ての約8,400平方メートル、ボーディングステーションは地上二階建ての約430平方メートルを3箇所整備するとしています。
着工は平成29年7月以降で、ボーディングステーションは平成30年4月中旬、北側サテライトは平成30年9月末に竣工予定となっています。
ボーディングステーションは、ターミナル本館から離れた場所に設ける搭乗橋施設。羽田空港では、現第2旅客ターミナル南側に平成9年10月に整備されたことがあります。旧ステーションは、一部が暫定国際線旅客ターミナルに取り込まれ、現・国際線旅客ターミナルが運用開始された平成22年10月まで使用されていましたが、現在は姿を消しています。第2旅客ターミナルはピア方式(フィンガー方式)の建物ですが、今回の整備で、北側はサテライト方式とのハイブリッド仕様に変更される模様です。
現在、国内空港では一般旅客向けでボーディングステーションを整備している例はなく、珍しい施設が8年ぶりに復活することになります。
■東京国際空港第2ターミナル北側サテライト及びボーディングステーション建設工事見積合せ参加希望者募集のお知らせ (日空ビル公式サイト)
https://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/company/files/koubo/170215.pdf
ラベル:羽田