■2017.05.26 東京国際→山口宇部→(萩)
■うまく混雑を回避してゆるりと羽田へ
今日は、まず朝二便目で山口宇部空港へ飛び、空港見学後、レンタカーで萩へ向かう。
山口宇部行きの朝一便目はスターフライヤーの7時25分発だったが、たった30分差の7時55分発の日本航空(JAL)便がそれよりも格安で表示されたので、このぐらいの時刻の差ならと、今回は、行きはJAL便を選択していた。
家は5時過ぎに出発。そこまで早朝便ではないので、アクセスは比較的余裕で、通常通り、最寄駅までバス、そこから京急線で羽田へ出られた。乗った便も、タイミングよく羽田直行便が来て、なおかつ座れたので、快適に空港まで着くことができた。始発でもなく、まだ通勤時間帯でもなかったので、混雑とも無縁だった。
※羽田に向かう電車は、朝のラッシュと重なると(都心方面からだと下りにも関わらず)かなり混雑が酷い。ついでに朝一移動の人たちが集中する朝一便目も混雑していることが多い。大荷物を持っての乗車は体力を消耗するので、平日の時は上手く時間をずらしたい。
今回は第一ターミナルからの出発。6番搭乗口で、一時間弱の待ち時間があったので、新しくなったカードラウンジ(パワーラウンジ)を利用した。
搭乗口へは20分前に移動。
機内に入ると、前の方はほぼ満席だったが、後ろの方は真ん中席に空席が見られ、自分の位置も、三人席を二人で占領でき、快適に過ごせた。
※最近の飛行機は、中型機は小型化の結果、2-3-2の二通路から3-3の単通路へ、大型機は、席を詰め込んだ結果、2-3-2や2-4-2から3-3-3へと変化してしまい、窓側三人席のものばかりとなっている。窓側三人席だと、窓側席は通路に出にくくなってしまうので、窓側席を取るのを躊躇われてしまう。そんな機材が増えてしまい、とても残念な状況になってしまった。9人詰め込みを3-3-3にするぐらいなら、せめて2-4-3にしてほしいと強く思う今日この頃、、、。
■宇部のバラ園をゆるりと散策
風が強かったのか、山口宇部には定刻より少し遅れて到着した。
この空港は、2011年に来て以来6年ぶりの訪問だ。ターミナルの構造はほとんど変わっていなかったが、中の様子はチョコマカ変化していた。
国際線ターミナルは、ソウル線が昨冬ダイヤで就航し、ついに賑わった感じが見られるのか期待していたものの、夏ダイヤから再び運休してしまったので、以前同様寂しい感じが続いていた。
そんななか、飛行機の離着陸がしばらくないのに、なぜか国内線ターミナルは人がいっぱいだった。
何かと思ったら、中庭やカーブサイドをバラ園化していて、その見物客が大勢訪れていたのだ。2013年から少しずつ拡大し、かなり大規模に展開していて、5月下旬の今がちょうど見頃を迎えていた。
最近、様々な方法で空港への集客を目指す動きがあるが、これもひとつの例だ。花を育てるのにお金がかかるので、収支が合っているのかは分からないが、売店や飲食店でバラ関連商品を売り出すなど、オモロイ展開になっているのは確か。あまり見るところのなかった空港が、見ごたえのある空間に変わっていた。
バラ園に時間をとられ、空港は11時頃に出発となった。
山口宇部空港では、サテライトターミナルにレンタカー各社の窓口がある。ターミナルを出てすぐ手続きが出来、さらに隣にある専用駐車場から出発出来るのだが、ニコニコレンタカーは出店しておらず、空港から電話して送迎してもらわねばならなかった。このあたりは、格安レンタカーの残念なところだが、ニコレンは、なぜか山口宇部空港のパンフ置き場にパンフを出していて、なんともちぐはぐな感じだった。

今年で四年目を迎えるバラ園。かなり多くの種類が植えられており、見応え抜群だった。入場料取っても全く違和感無いレベルで、最近多いバラショウに行くぐらいだったら、山口宇部空港へ〜と言っても過言ではない印象だった。ちょうど一番きれいな時期を迎えていた。
■秋吉台からゆるりと萩へ
空港からはまず秋吉台へ向かった。
1時間半くらいはかかるかと覚悟していたが、無料の山口宇部道路、中国道を経由したら一時間かからず、あっという間に展望台に着くことが出来た。
平日だからか、あるいは皆は秋吉洞メインで来ているのか、台の展望台はそれほど人は見られなかった。
それにしても、小学校で習ったカルスト台地は圧巻の一言だった。
秋吉台は、Googleアースで見ると、山口県のちょうど中央に、唐突にポッカリと湖のように広がるだだっ広い緑の領域だ。現地も、山のなかに黄緑色の平原が突如現れる。そこに石灰岩がニョキニョキと立つ光景は非常に珍しい感じがした。
※展望台の中には案内所もあり、秋吉台の出来方の解説もしてもらうことができるようだった。秋芳洞から一度外に出て、展望台へ行くこともできるので、ぜひ足を運びたい。
秋吉台で少しゆっくりしてから、カルストロードをドライブして北進。萩にはそこから一時間かからずに着けた。
■萩をゆるりと散策
萩は城下町の区割りや土塀が広範囲に残る街並みが世界遺産。今回、街歩きでブラブラしようと思っていた。
しかし、事前に調べてみたものの、最近の観光ガイド本やネット情報は、写真重視でオシャレにしているせいか、地図が分かりにくいものが多く、見ごたえある範囲が分からなかった。
普通の街であれば駅が街の中心(少なくとも名所のスタート地点)にあるので、駅前からスタートすれば問題ないのだが、萩は鉄道が市街地を避けるようにグルリと取り囲んでおり、恐らくは違う。街歩きメインで来たので、区割りの残る中心部に停めて効率よく回りたい。このため、萩では駅前スタートは避けたかった。
しかし、駐車場のある位置がよく分からない。事前に調べたネット情報では、唯一萩博物館に駐車場があることが分かっており、その東側に偉人の旧宅がいくつかあったので、まずはそこを目指すことにした。
結果的にはこれは正解だった。萩博物館の駐車場は城下町のほぼ中心にあるメインのものだった。お陰でゆっくりと城下町の散策を楽しむことが出来た。
※萩博物館駐車場の管理人によれば、駐車場の西側に博物館があり、東側に趣ある旧市街が広がっていると言われた。しかし、実際に街歩きをしてみると、多くの土塀が残るのは、どちらかと言うと西側エリアだった。
現地の看板などによると、駐車場の西側エリアは武家が居住していたエリア、東側は町人が居住していたエリアなのだそうだ。
武家エリアは、北が海岸付近、南が橋本川、西は城址脇の堀までのほぼ全域が世界遺産範囲となっていた。このエリアには、朽ち果てた雰囲気の土塀もあるが、どこに行っても土塀の道が続いている感じだった。
一方、東側のエリアは、偉人の旧宅が立ち並ぶいくつかの通り周辺のみが世界遺産範囲と限定的。そこを離れると古い雰囲気は漂うものの、普通の街が広がっている。ただ、東側はお店が多く、偉人の旧宅が密集しているので、観光客が多く訪れるエリアとなっていたようだった。自分は、土壁が続く街をマッタリ歩きたかったので、散策は西側メインとなった。
駐車場に車を停めたのが14時前で、東側の町人エリアからプラプラをスタートした。町人エリアをちょこっと回って、途中喫茶で一服。その後、西側の武家エリアを大きくグルリと回って城址まで歩いた。
萩は、他の城下町に比べ、土塀が残る雰囲気抜群の範囲が広く、思ったよりも時間がかかり、駐車場に戻ったのは17時過ぎ。かなり駆け足で回ったのだが、三時間ほどかかってしまった。ホテルでチャリを借りて回った方が良い感じだった。
それにしても、平日だからか街を歩く観光客が極端に少ない。
多くのお店や見所が17時には閉まってしまうので、行った時間が遅かったのかもしれないが、まず、駐車場がガラガラ。さらに街のなかも散策している人があまり多くなかった。しかも、その半分ぐらいは外国人と、とても不思議な感じだった。
人が少ない分、どこの名所も独り占めな感じで楽しめたものの、本州西端側の最大の名所と言えば萩・津和野だと思っていたので、ちょっと拍子抜けしてしまった。
宿には18時前に到着。
いわゆる団体客向けのホテルだったので、それほど期待はしていなかったのだが、風呂がかなり広くて宿泊客が多くてもゆっくり出来たうえ、従業員の教育が行き届いていて、個人客でも充分に楽しむことが出来た。
松陰神社が近かったので、ブラブラしようとか迷ったものの、萩の街中を歩き回ってクタクタで疲れはててしまい、初日はとりあえず終了した。

駐車場からもっとも遠い位置に当たる武家エリア南西側にあった堀内鍵曲。夏みかんと土塀が似合う一角だが、ここまで来る観光客はほとんどいないようだ。
世界遺産エリアでは、この他、町人エリアの菊屋横丁などが有名。
■今日の教訓!
・[羽田]朝便はアクセスの混雑に要注意←ラッシュに重ならないように行くことが重要
・[山口宇部]バラを見に行こう←5月はかなりきれいです
・[山口宇部]意外と萩が近い←萩・石見空港といい勝負です
・平日午後は萩は快適←人が少なく写真撮るのにも最適
■実際の旅程
05/26 FRI
自 宅05:00(京急線など)→06:30[東京国際空港(羽田空港)]
[東京国際空港(羽田空港)]07:55(JAL291便)→09:30[山口宇部空港]
[山口宇部空港]11:00(レンタカー)→12:00秋 吉 台
秋 吉 台13:00(レンタカー)→14:00萩博物館
萩博物館17:00(レンタカー)→17:30萩ホテル
(萩 泊)