■高松空港 特定運営事業等、三菱地所・大成建設・パシコングループの提案概要を発表
国土交通省(国交省)は15日、高松空港の運営委託に係る優先交渉権者の選定に関して、審査講評と選定事業者(三菱地所・大成建設・パシコングループ)の提案概要を発表しました。
三菱地所・大成建設・パシコングループの提案概要によりますと、旅客ビルの増築やスポットの拡張なども含まれた計画です。
将来イメージは「アジア・世界とつながる四国瀬戸内No.1の国際空港」。旅客数は、現在の180万人を5年後の2022年に260万人、15年後の2032年に13路線(国内6・国際7)307万人まで増やすことを目指すとしています。
5年後までにLCC拠点化と首都圏からのインバウンド呼び込み、15年後までにネットワーク充実と地域魅力向上リピーター獲得を成長ステップと位置付けています。
具体的な内容では、航空ネットワークの拡大として、具体的に新千歳、中部国際、福岡、東南アジア路線をターゲット設定。ボトルネックの解消として、スポットの8スポットへの拡大、国際線手荷物受取場の処理能力の拡大などを掲げています。
施設として目を引くのは、魅力的な商業施設づくりで、クリーンエリアを現在の17.5倍にも当たる3,150uに拡大するとしています。
今回の発表では、選定の第一次審査に、清水建設を代表企業とするSTMJ、日本アジアグループを代表企業とする日本アジアレグザム丸紅グループ、大和ハウス工業を含む6グループが参加していたことが明らかにされました。このうち、第二次審査ですでに発表済みの3グループが競合していました。
■高松空港特定運営事業等の優先交渉権者選定に係る客観的評価結果等の公表について(国交省公式サイト)
http://www.mlit.go.jp/report/press/kouku05_hh_000090.html
2017年08月15日
この記事へのコメント
コメントを書く