※2017年10月にアップした旅行記です。
■2017.08.26 (大館)→大館能代→青森→(秋田)
■大館能代はなんと工事中、、、
二日目。今日は大館で用事を済ませ、明朝までに秋田駅近くに着くように移動できれば良い。
そこで、大館能代空港と青森空港訪問も加え、さらに時間がありそうだったので、秋田名物の秋田内陸線乗車体験+見頃を迎えた車窓からの田んぼアート見学をすることにした。
時間に制約が出るのは、運行時刻が決まっている秋田内陸線への乗車。
こちらの乗車は、早朝便は田んぼアート付近で減速しないのと、阿仁合での折り返しを短くすることを考慮。行きは朝二便目の阿仁前田9時発・阿仁合9時14分着、帰りは朝四便目の阿仁合9時30分発・阿仁前田9時44分着に乗ることに決めた。
合わせて、大館では、営業時間が関係ない場所にも行く予定があったので、まず、早朝に大館で用事の一部を済ませてから大館能代空港に移動。7時半に空港が開いてから小一時間見学し、その後に阿仁前田へ。電車に乗ったあとは大館に戻って残りの用事を済ませて、そのまま青森へ行くことにした。青森からは、深夜までに秋田に着けるよう動けばいい。
まずは大館で早朝に動けるよう、深夜のうちに道の駅ひないへ移動し、就寝。ひないで夜明けを迎えた。
5時過ぎから7時前まで大館市内を回り、7時半の開館時間きっかりに大館能代空港に入った。
開館直後は、ほとんど人がいないので、ペッぺと館内見学を済ませようとしていたのだが、店舗が開いていない。稚内の時もそうだったが、小さな空港では、売店ひとつ開いてないだけで画にならない。
売店が開くまで待っていると、秋田内陸線に間に合わなくなるので、ひとまず秋田内陸線へ行って予定通りの電車に乗り、大館に戻る途中で再度空港に寄ることにした。
9年ぶりの訪問となった大館能代。
ターミナルにあまり変化はなかったものの、真正面の空港名サインなどが以前来たときと変わっていた。
ところが、残念なことに外壁の工事中で仮囲いで覆われてしまっていて、ターミナル前面全体を見ることは叶わなかった。せっかく9年ぶりに来たのに、最新の写真を写すことが出来ないなんて、なんと、アンラッキー。工事日程を見てみたら、八月にスタートして九月には終わる工事で、なんとも残念な事態になってしまった。
■秋田名物はなんと雨の中、、、
阿仁前田駅には8時40分頃に到着した。この駅は温泉施設と一体になっているところで、可能なら朝風呂でもと思っていたのだが、開店は電車と同じ9時で利用は出来なかった。
この駅は、立派な窓口もあるのだが、なぜか駅員がいなかった。券売機もないので、切符も買えない状況。財布には小銭が無かったので、バス方式だと、支払いが出来ない可能性がある。
悩んでいたら、5分ほど前に、温泉施設の方から係員がやってきて、切符販売をしてもらえた。田舎の駅に時々見られる、駅員と近隣施設管理人が兼用するスタイルだった。
ほっとしたのも束の間。ホームに出たら、雨が降りだしはじめてしまった。
天気予報では雨のあの字も出ていなかったのに。朝からモヤっていて、変な天気だとは思っていたが、このタイミングで雨になるとはイタすぎ。この線のこの区間に乗るのは、車窓で田んぼアートを楽しむのが一番の目的だが、雨が降っては窓に雨粒がついてよく見えない。はるばる一日かけてやって来たのに、天候が敵になるとはなんともツイていない。
マタギの里の不思議現象といったところだろうか。
ホームの待合コーナーで電車を待っている間に雨はどんどん本降りになり、乗る際に待合コーナーと車両の扉の間のわずか距離だけでかなり濡れるほどになっていた。
雨が強くなってきた阿仁前田駅。温泉併設で、他の駅に比べて駅舎はかなり大きい。ホームも対面式2面あり、角館方面は構内踏切を渡る駅舎と反対側になる。ただ、ここから乗ったのは自分だけだった。
車内に入ると乗客は十人ほどしかいなかった。しかも、カメラ持ってリュックサックという明らかに旅行者という人が多い(しかもほとんど一人旅)。朝二便目で地元の利用が数人というこの状態だから、採算とるのは厳しそう。観光客を呼び込みたい理由もなんとなく分かった気がした。
阿仁前田を出てすぐにある、最初のアート(冬)は、進行方向左側だった。残念なことに完全に雨のなか。窓に水滴がどんどん付く状態で窓越し撮影は上手くいかず、雨が強いので窓を開けるわけにもいかず、あまり良い写真は撮れなかった。
続いて、小渕の先にあったアート(秋)は逆の進行方向右側。雨は小降りになっていたので、窓の水滴の間からなんとか撮影できたが、ガラス越しなのがはっきり分かるものになってしまった。
この便は人数が少なかったから、左右別々でも、皆でその都度座る位置を変えられたが、もう少し混んでいたら、そうはいかなかっただろう。
■田んぼアート撮影はなんと難しい、、、
結局、行きは上手く撮影できなかった。
他の旅行者も大移動しながらカメラで撮影をしていたが、あの感じだと上手くいってなさそうだった。自分の場合は折り返しにもう一回撮影チャンスがあるけど、一発勝負はかなりリスキーな感じだった(便数が少ないので何度も行き来することもなかなか出来ないし、、、)。
15分ほどで阿仁合に到着した。
観光客はほとんどが角館方面の電車に乗り換えてしまい、降りたのは数人のジモティーだけ。その人たちに混じって、いったん改札の外に出た。
この駅は、車庫もある拠点駅のようで、駅舎ホールには20人ほどが鷹巣方面行きを待っていた。
売店も二店舗、飲食店もあり、秋田内陸線のグッズも販売されているほど。そして駅前には内陸線の資料館もある。
時間があれば寄りたかったが、何せ折り返しまでわずか15分だったので、断念してしまった。
※この駅で販売していたイチオシの土産、地元製造のもちもち三角バター餅などは、帰りの秋田空港の売店でも販売されていた。ここでしか買えないと思って購入したのに、帰りに空港で売っているのを発見してしまい、特別感がなくなってしまったのが残念だった。テレビで紹介されて人気も出ているそうだ。
戻りの便は、三両編成だった。
駅で待っていたのが20人ほどで、このあと乗客が増える列車で増結したのかと思っていたのだが、鷹巣寄りの二両は、予約者用の畳の特別車両で、予約客が来るという。このため、一番角館寄りの車両に乗るように指定され、乗れたのは、角館寄りの一両のみだった。しかし、前二両の特別車両に予約客は来ず、誰も乗らずに出発となった(特別車両には鷹巣の折り返し電車で乗るグループ客がいたそうな)。
戻りは、雨がごく弱い霧雨になっていたので、田んぼアートの場所では少しだけ窓を開放。二つの田んぼアートを遮るものなく撮影できた。
※阿仁前田-阿仁合間は、秋田内陸線の中で、今年は非常に楽しい区間になっていた。阿仁前田は結構有名な温泉併設。前田南は、君の名は。でモデルとなったと言われ、一気にブレイク中。阿仁合は前述した通り、秋田内陸線の拠点となっている。小渕からは秋のアートを見に行ける。
そんな中で、電車に乗りながら二つの田んぼアートが見られるのだから、見所たくさんといった感じだった。
最初に見えた冬のアート。それぞれのアートは真っ正面来るときに最適になるように計算されていて、少しでも斜めだと見てのとおり変になる。減速したといえ、動く車内からは撮影は結構難しかった。
■銭湯でなんと石鹸なし、、、
阿仁前田からは北上を再開。
再び大館能代空港に戻ると、ちょうど朝便の到着・出発時刻になっていた。さっきは人が全くいなかったから撮影しやすかったが、今度は人がいすぎで撮影が出来ない。飽きもせずに昨日の深夜から三度も空港に来たのに、時間だけが過ぎていく感じだった。あまり時間があるわけではなかったが、昼飯を食いながら出発締め切りギリギリまで待機。人が少なくなってから動き出し、売店や飲食店を確認した。
空港は11時過ぎに出発。再び大館に戻り、用事を済ませたときには14時過ぎを過ぎていた。
大館からは青森への移動。
とりあえず、日の入りぐらいまでに80キロ程離れた青森空港に行ければよいので、国道7号線、県道13号線、県道27号線と北上、一般道でアクセスした。
青森空港はANAが新規就航してから初めての訪問なので、変化したチェックインカウンタを中心に確認。空港で夕食を食べ、日没前の18時過ぎには出発した。たった二時間ほどの滞在で秋田へと逆戻りすることになった。
地図を見る限りでは、来たルートを戻り、大館、上小阿仁、五城目を通るのが一番近そうだ。鹿角や阿仁から回ってもよいのだが、夜間に山道はあまり走りたくない。結局、同じ経路での往復になってしまった。
今日も車中泊なので、汗を流すべく、夜が更ける前に風呂に入りたい。空港から山を下った浪岡に和ノ湯という銭湯があったので寄り道した。テレビ完備の休憩スペースで入浴後30分ほど休憩してから、再び南進を再開した。
明日は朝一から秋田空港の見学なので、深夜までにできるだけ空港に近づいておきたい。
カーナビで調べてみると、一番近い道の駅は、少し手前のあきた港か、空港を超えた先の協和のようだ。とりあえずあきた港までは行こうと向かったものの、五城目ぐらいで眠気がピークに。結局、12時前に到着できたもう一つ手前の道の駅であるしょうわで就寝となった。
秋田に戻る途中で寄った浪岡温泉の和ノ湯。外見は日帰り湯のような感じで、露天風呂もある本格化だったが、石鹸、シャンプー、タオルなどはなく(購入はできる模様)、完全に地元向けの銭湯だった。
■今日の教訓!
・短区間なら阿仁前田-阿仁合がおススメ←阿仁前田には無料駐車場有。
・田んぼアート 冬は東側、秋は西側←向きを間違えると撮影できない。
・浪岡温泉は地元銭湯系?←外観・内装がスーパー銭湯的でもアメニティがない場合があるので要注意。
■実際の旅程
08/26 SAT
比 内05:00(レンタカー)→06:00大館市内(用事)
大館市内07:00(レンタカー)→07:30[大館能代空港(あきた北空港)]
大館能代空港08:00(レンタカー)→08:30阿仁前田
阿仁前田09:00(秋田内陸線)→09:14阿 仁 合
阿 仁 合09:30(秋田内陸線)→09:44阿仁前田
阿仁前田10:00(レンタカー)→10:30[大館能代空港(あきた北空港)]
大館能代空港11:30(レンタカー)→12:00大館市内(用事)
大館市内14:00(レンタカー)→16:00[青森空港]
青森空港18:00(レンタカー)→18:30浪岡 和ノ湯
和 ノ 湯20:00(レンタカー)→21:30道の駅大館能代空港
大館能代空港21:30(レンタカー)→22:00道の駅上小阿仁
上小阿仁22:00(レンタカー)→22:30道の駅五城目
五 城 目22:30(レンタカー)→23:00道の駅しょうわ
(車中泊)
2017年08月26日
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