■東京国際空港(羽田空港) 政策コンテスト枠 また無選抜で期間延長へ
国土交通省(国交省)は4日、東京国際空港(羽田空港)発着枠政策コンテスト選抜路線のうち来年3月に期限を迎える二路線(羽田-鳥取線、羽田-石見線)の評価結果を発表しました。二路線はいずれも評価され、期間延長することになりました。
国交省が発表したのは、羽田発着枠政策コンテスト選抜路線のうち来年3月に期限を迎える二路線(羽田-鳥取線、羽田-石見線)の評価結果。実績変化などを元に評価しています。
二路線とも「一定の効果が認められる」ランクBとなり、配分が終了する来年3月25日以降も2年期間を延長することが発表されました。
同枠の路線は、平成26年4月から平成28年3月の期間で羽田-山形線を含む3路線を選抜。その後、山形線は三年間の延長、鳥取線と石見線は平成30年3月まで無選抜で二年間の延長がなされていました。
平成26年の開始時には、3路線のほかに羽田-佐賀線も応募して落選しており、期間が終了する3月から再募集・再挑戦するのか注目されていましたが、二度にわたって新規募集すら行うことなく、選定路線の延長が決まりました。
今回延長が決まった二路線はいずれも利用者増加は限定的。
石見線は、平成28年度は25年度比158.4%止まりの112,355人、今年度も7月までの4か月で25年度比152.0%止まりの39,144人と、目標値(28年度127,000人)には届きそうにありません。28年度は前年割れを起こしている状況です。
鳥取線は、平成28年度は25年度比112.2%止まりの353,541人、今年度も7月までの4か月で25年度比120.0%止まりの123,021人。25%便数が増えたのに、増加はそれ以下の状態でした。
■羽田発着枠政策コンテストに係る取組の評価結果を踏まえた羽田発着枠の取扱いについて(国交省公式サイト)
http://www.mlit.go.jp/report/press/kouku04_hh_000160.html
2017年10月05日
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