佐賀県は20日、平成29年度の佐賀空港(九州佐賀国際空港)の利用者数を発表しました。利用者数は、776,614人で、昨年に引き続き過去最高を記録。建設時の需要予測を初めて突破しました。
発表された利用者数は、国内線が東京国際(羽田)線458,962人、成田国際(成田)線130,782人で合計589,744人、国際線が上海線49,801人、ソウル線104,919人、台北線(プログラムチャーター便)31,957人で合計186,677人。チャーター便も含めた総利用者数は、昨年より10万人以上を上乗せし、776,614人となりました。
佐賀空港の年度利用者数が70万人を超えるのは初めて。建設時の需要予測(73万7千人)も初めて突破しました。
羽田線は、四年前から始まった羽田コンテスト枠で、専門家から一切評価されずに落選していますが、ANAが自主的に平成24年7月から1往復増便しています。このため、その利用動向が注目されていますが、当選した三路線の利用が伸び悩むなか、さらに利用者増加を維持する非常に好調な状況が続いています。
一方、羽田線との競合が指摘されている春秋航空日本の成田線は、運航が不安定だったこともあってか、利用者数が減少。それでも、昨年度から0.4%の微減にとどまっています。
平成29年度 佐賀空港 利用者数、搭乗率 ( )内は昨年度比
羽田線 458,962人(+29,915人、+ 6.9%)、73.3%(+ 6.0P)
成田線 130,782人(▲ 529人、▲ 0.4%)、64.0%(▲12.8 P)
国内線合計 589,744人(+29,386人、+ 5.2%)
上海線 49,801人(+1,656人、+ 3.4%)、86.0%(+ 5.5P)
ソウル線 104,919人(+52,347人、+99.5%)、77.3%(▲ 2.9P)
台北線 31,957人、84.2%
国際線合計 186,677人(+85,960人、+85.3%)
■九州佐賀国際空港の年間利用者数が5年連続で過去最高を更新しました(佐賀県公式サイト)
https://www.pref.saga.lg.jp/airport/kiji00361342/index.html
ラベル:佐賀空港