祝!開設20周年!
と言っても、スカイマークやAIRDOのことではありません。
佐賀空港や大館能代空港のことでもありません。
なんと、気がついたら、「情報交通ホットライン」がサイト開設20周年を迎えていました、、、(!!!)
ということで、御礼御礼〜〜。
おかげさまで、「情報交通ホットライン」は6月22日、サイト開設20周年を迎えました。
長年のご訪問、ありがとうございます。
そして、これほどまでに長く支えていただいたこと、深く御礼申し上げます。
長年のご訪問、ありがとうございます。
そして、これほどまでに長く支えていただいたこと、深く御礼申し上げます。
■「情報交通ホットライン」20周年を迎えて
「情報交通ホットライン」は、もともと、様々な国内交通の情報を取り上げることから、この不思議な名前でスタートした個人サイトです。
(どこかの団体がやってるんだと思っていた方、ごめんなさいm(_ _)m。個人が一人でやってます。)
さて、そんな、言ってみればテキトーサイトですが、20年の間、行き当たりばったりで、ネタをコロコロ変えています。
当初は高速道路等といった他の交通機関ネタや、地域ネタとして所沢、所沢繋がりでとなりのトトロなど様々な話題を取り上げていました。なかでも、西武鉄道、営団13号線(現:東京メトロ副都心線)、国内空港の三つの話題は、比較的長期に渡りピンポイントで焦点を当て、情報発信を続けてきました。
個人サイトながら、この20年、時代を先取りした話題を、世の中に提供しつづけてこられたと「勝手に」自負しています。
そして、無事に成人できましたこと、大変うれしく思います。
サイトの方向性を決めた最初の大きな話題は、当時自分が居住していたエリアを走る西武鉄道でした。
内容は、見たままの情報をメインに提供。特に、池袋線の複々線化をはじめとする鉄道工事の情報提供に特化したことで、様々な個人サイトがある中で特徴を出していきました。
西武鉄道は、情報館設置後6年目に経営陣が変更する騒ぎが発生。当時国内で最も注目された民鉄を、かなりホットに、しかし(普段から鉄道の現場の変化を見てきていたので)クールに取り上げることができました。
沿線住民でなくなり、頻繁に取材に行けなくなったことから、8年前に取り上げなくなりましたが、近年西武鉄道は、観光列車の設定など様々な取り組みで話題になっています。工事の様子も積極的に公開するようになるなど、当時は考えられないほど企業ページも充実してきており、公式の情報発信強化を促す要因のひとつを提供したと、「勝手に」考えています(笑)
一番の思い出は、練馬-中村橋間の逆立体化だったでしょうか。日本に数台しかない巨大クレーンで橋が切り替えられていくのは圧巻でした。そして、多くの住民が徹夜して工事を見守っていたのを見て、鉄道マニアでなくてもこんなに多くの人が気にしているんだと驚いたことを覚えています。サイトでは、その様子を詳細に特集し、多くの方にお伝えすることができました。
続いて、西武から新たに直通の話が動き始めた副都心線(当時は13号線と読んでいました)を取り上げました。
新たに営団13号線沿線情報館を開設。いち早くその計画に注目して、工事の進捗状況に密着しました。
取り上げはじめた当初は、そもそも13号線自体があまり知られていませんでした。そもそも電車が走っていませんでしたから、車両好きの多い鉄道ファンはほとんど見向きもしません。そんな状態で工事を取り上げていたことから、注目する人は全くいないニッチすぎるサイトでした。
しかし、ニッチすぎたせいか、競合がおらず、開通が近づくにつれてじわじわ浸透。他のサイトでは、副都心線をなかなか調べることができない状態で、世界でほぼ唯一のニッチサイトとして存在感を出せました。
学生さんから自由研究のテーマにしたいと問い合わせを受けたり、有名雑誌への掲載や公的機関のサイトでの紹介などもしていただいたりするなど、大きく成長したのもこの情報館を開設していた頃。これまで公表を控えていましたが、実は、開通時期には東京メトロの方にもお忙しいなかお会いさせていただく機会を得るなど、貴重で恐縮な出来事も続きました。
2008年に全線開業するまで、どこのサイトよりも早く、どこよりも詳しく計画の変化を取り上げ、地域の盛り上がりに「勝手に」寄与できたと、一方的に思っています(笑)
開業日直前という最悪のタイミングでパソコンがクラッシュしてしまい、開業の熱狂や大混乱を即日配信できなかったのが最も残念だった出来事でしたでしょうか(ついでにサイト開設10周年記念の特集も、用意していたデータが吹っ飛んでしまったので全てオジャンに、、、)。結局、その後沿線から離れたこともあり、小竹向原の改良や東急との直通開始も、取り上げられず、なんとなく不完全燃焼のままとなってしまいました。まあ、開通してしまえば、電車が走り始めてマニアな皆さんが取り上げてくれますので、なんとか、開業直前まで伝えられたことは不幸中の幸いだったでしょうか。
13号線に絡む一番の思い出は、やはり池袋-渋谷間の開業日ですね。利用するほとんどの人がワクワクしながら電車に乗るのを見て、新しい交通動脈への期待と凄さを目の当たりにしました。
そして現在も公開を続けている空の駅情報館の話題「空港」です。
2013年に新石垣が日本最後の新設空港として開業したことで、空港を造る時代から活用する時代に変化しましたが、それを先取りするベターなタイミングでスタート。LCCの参入や空港民営化の流れにもガッチリはまって、多くの人にニッポンの空港に関心を持ってもらう一助になったのではないかと、「勝手に」思いこんでいます(笑)
西武沿線情報館、営団13号線沿線情報館の経験から、ある程度まとまった内容がないと訪問者がなかなか増やせないことが分かっていたので、写真を撮りためるために、実は構想から情報館開設まで約2年かかっています。欲を言えば、もう少し早く空港の話題を取り上げていれば、今は定期便のないいくつかの離島空港に飛行機で降り立つこともできたのですが、取り上げるのが少し遅くなってしまいました。
それでも、ベストではないにせよ、ベターな取り上げスタートだったと思っています。
ひとまず全空港訪問して一安心したのもあってか、そもそも仕事やプライベートに忙しくなってしまい、調査に繰り出す回数が減っています。リニューアル等での変化になかなか追い付いていない感じになってしまっているのは申し訳ないところです。
空の駅情報館では、2011年には大震災の影響も特集。花巻、仙台、福島、山形などの様子を取り上げ、混乱しても淡々と復旧していく空港を見せることで地元の力強い動きを、多くの方にお伝えできたと思っています。
私自身、その専門のことなら何でも知ってるオタクの領域にはまだまだ到達できていませんので、表面的な内容も多かったのではないかと思います。
「ややマニアックな部分をできるだけ分かりやすく、素人目線で書く」というスタンスでしたので、オタクには物足りなく、素人にはマニアックっぽい、そんな宙ぶらりんな内容だったかもしれません。
それでも、20年もの間、サイトを続けてこられたのは、閲覧者の皆様のお陰です。ありがとうございます。
最近は、特定の話題に特化したニッチな報道機関が流行りです(航空に特化した報道サイトもいくつか知っています)。一方で、ユーチューバーに代表されるように、個人でも様々な情報を発信できるようになり、サイト掲出の広告収入で儲けることもできるようです。20年も続くのであれば、金を稼ぐ一メディアにすることもできたわけですが、稼いだ分の税金の処理とか、そもそも日本国内で事業をするための国への申請を始めとした法令を一切知らず、経営能力がありませんでした。このため、お金をとる事業にすることも出来ず、だいぶタダ働きしたなあ(笑)、と「ちょっくら、しっぺーしたな〜」なんて感じもあるわけですが、勘定を考えずに済み、会社組織としてきっちりかっちりしなければならない立場に置かれなかったからこそ、気楽に長々やってこられたような気がします。
さて、20周年を記念して、サイトの改名でもするか、とも思ったのですが、流石にこの名前を変えるのはちょっと残念。
そこで、最近日本各地に増えてきた「空の駅」のことを取り上げていると勘違いされやすい「空の駅情報館」を、実態に合わせて「日本空港情報館」に変更する程度に抑えておきます。
※徐々に変えていきます。
情報館の改名以外、特に新しいコンテンツが始まるわけではなく、キャンペーンをするわけでもありません。
しかし、これからも、閲覧する皆さんに「分かりやすい」とか「入手して良かった」とか思っていただける情報発信となるようにしていきたいと考えています。公式機関からラッキーと思っていただけるなら更に良いですね。
見る人にとって、有意義な内容になるよう、マイペースではありますが、淡々と更新を続けていきたいと思います。
改めまして20年のご支援に感謝いたしますとともに、今後も「情報交通ホットライン」をよろしくお願いします。
■情報交通ホットラインの超簡潔沿革〜〜
1998.06.22 情報交通ホットライン誕生! サイトを開設
2001.06.30 一時休止を経て更新再開
2008.06.14 取り上げていた東京メトロ副都心線が全線開通
2008.06.22 サイト開設10周年!
2009.06.21 今も続く空の駅情報館ブログを11周年の節目に開設
2010.12.31 情報交通ホットライン ホームページを閉鎖しブログに一本化(西武鉄道・東京メトロ関係情報公開終了)
2018.06.22 サイト開設20周年!ブログ開設10年目に突入