□EXC 沖縄ヘリタクシーの運航再開
エクセル航空(EXC)は21日、今年6月から続けていた運航自粛を解除し、沖縄地区ヘリタクシーの運航を再開したと発表しました。
EXCでは、6月7日に起こした墜落事故の影響で、沖縄地区ヘリタクシーの運航を自粛していましたが、21日に5か月半ぶりに再開しました。使用機材を「エマージェンシーフロートを装備した双発機」に変更したとしています。
すでに7月の時点でチャーターなどの一部運航は再開しており、二地点間輸送の再開で、離島への利便性が大幅に向上することになります。
なお、公式サイトでは、区間例として、那覇-慶良間、渡嘉敷島ヘリポート、渡名喜島ヘリポートが補助適用路線として公開されていますが、那覇-粟国線などその他の路線は記載が消えている状況です。
6月の事故については、運輸安全委員会ではいまだ調査中ですが、EXCでは、機材変更の上、安全対策を講じたと発表しています。
6月の墜落事故は那覇から粟国へ空輸中に発生しています。粟国では、2015年に第一航空が滑走路逸脱事故を起こして再開まで2年半かかっています。相次ぐ事故で航空便への不安感が残っている状況であるうえ、EXCはアイラス航空時代の2013年12月にも墜落事故を起こしていることもあり、自粛期間が長引くことへの懸念もありましたが、半年弱で再開にこぎつけました。
■【ヘリタクシー運航再開】について(エクセル航空公式サイト)
https://okinawa3j.excel-air.com/posts/news8.html
■航空 > 調査中の案件 > 概要(運輸安全委員会公式サイト)
https://jtsb.mlit.go.jp/jtsb/aircraft/detail2.php?id=2214
2018年11月21日
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