2019年02月01日

三宅島_30年利用大島超え

■三宅島空港 30年利用者数が大島超える

三宅島空港の平成30年利用者数が2万7千人となり、同じ東京都の離島にある大島空港の利用者数を超えました。

国土交通省(国交省)は31日、平成30年1月〜12月の東京航空局管内空港の利用概況集計表を発表しました。1月〜11月は確定値、12月は速報値となりますが、東日本の空港の平成30年利用者数が出揃いました。

この中で、三宅島の平成30年利用者数は27,015人だったと発表されました。同じ東京都の離島にある大島空港が26,017人だったため、平成12年の三宅島雄山噴火以来、初めて大島空港を超える利用者数を記録しました。

三宅島では平成26年4月に、大手航空会社(ANA)が撤退し、代わりにコミューター航空会社(新中央航空=NCA)が就航しています。小規模航空会社に変更されたことで安定運航できるのか不安の声があったほか、航空ファンの関心も薄れたのか、ネット検索でも最新情報がなかなか引っ掛からなくなっています。このため、その後の利用が注目されていました。結果は、25年に5,251人しかいなかった利用者数は、年々増え続け、平成27年に神津島を超過。就航5年で利用者数は5倍まで増加しました。
昨年11月には東邦航空のヘリ定期便の発着も再開され、今後も利用者増加が期待されています。

一方の大島は、平成27年10月にANAが撤退しています。平成27年に4万人を記録した利用者数は急減。ここ3年は2万6千人強で推移しており、ついに三宅島以下の利用者数になってしまいました。

■東京都の離島空港 各空港平成30年利用者数( )内は平成29年
・大 島空港: 26,017人(29年 26,960人)
・新 島空港: 33,686人(29年 33,684人)
・神津島空港: 22,363人(29年 24,234人)
・三宅島空港: 27,015人(29年 25,749人)
・八丈島空港:211,171人(29年204,360人)
※平成30年は1月〜11月は確定値、12月は速報値のため、今後数値が変わる可能性あり。
※平成29年利用者数は暦年・年度別空港管理状況調書の数値を参照。


管内空港の利用概況集計表の公開(国交省公式サイト)
https://www.cab.mlit.go.jp/tcab/img/information/saisin/H31.puresu1.pdf
posted by johokotu at 23:00| 東京 ☀| Comment(0) | 三宅島空港 | 更新情報をチェックする
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