2019年02月20日

羽田_京急線 加算を値下げへ

■東京国際空港(羽田空港) 京浜急行電鉄、10月から加算運賃を値下げへ 特定運賃は一部廃止

京浜急行電鉄(京急)は19日、2019年10月1日に、東京国際空港(羽田空港)内区間で実施している加算運賃の引下げと特定運賃の一部廃止を発表しました。

京急が10月1日に実施するのは、加算運賃の引下げと特定運賃の一部廃止。
加算運賃は、空港線の羽田空港内区間(天空橋-羽田空港国内線ターミナル駅間)と他の区間をまたがって乗車する場合に加算しているもので、普通旅客運賃の場合170円だったものを50円にし120円引き下げるとしています。
一方、特定運賃は、一部区間で特別に設定されている20円〜30円の割引で、羽田空港国内線ターミナル駅および羽田空港国際線ターミナル駅と穴守稲荷駅、大鳥居駅、糀谷駅および京急蒲田駅各駅の相互間の設定を廃止するとしています。

この改定により、主な区間の普通旅客運賃(ICカード運賃)は、羽田空港国内線ターミナル-品川間が120円値下げ(407円→287円)、羽田空港国内線ターミナル-京急蒲田間が90円値下げ(294円→204円)、羽田空港国内線ターミナル-横浜間が120円値下げ(448円→328円)される予定です。
これまでは天空橋駅を境に加算運賃の影響が大きく、例えば、羽田空港国内線ターミナル-品川間は、天空橋でいったん下車すると391円(羽田-天空橋間154円+天空橋-品川間237円)となる逆転現象が起こっていました。今回の引き下げで、これらの現象が解消されることになります。

なお、10月1日には消費税率が引き上げられますが、それに伴う運賃改定は今後変更認可申請を行う予定としています。

加算運賃は、空港線の延伸工事や、空港線の輸送力増強工事に要した設備投資額等を回収するために、1998年11月18日の羽田空港駅(現・羽田空港国内線ターミナル駅)開業時から設定されています。
2017年度末現在で、設備投資額約700億円と施設使用料・支払利息等約355億円に対し、加算運賃で約775億円の収入があり、基本運賃収入からの回収額も合わせた回収率は76.3%となっています。

加算運賃の引下げ実施に関するお知らせ(京急公式サイト)
https://www.keikyu.co.jp/company/news/2018/20190219HP_18239TS.html
加算運賃の状況について(京急公式サイト)
https://www.keikyu.co.jp/file.jsp?assets/pdf/train-info/tetsudoueigyou/kasanunchin.pdf
ラベル:羽田 京急
posted by johokotu at 22:00| 東京 ☁| Comment(0) | 東京国際空港(羽田空港) | 更新情報をチェックする
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