特集 ニッポンの空港から振り返る平成五年
平成五年は、3月に福島空港(福島県)、7月に石見空港(島根県)、10月には新広島空港・広島西飛行場(広島県)と、新空港が続々と開港しました。
9月には東京国際空港(東京都)が沖合展開し、まだまだバブリーな印象が抜けなかった西旅客ターミナルが新設されました。
新ターミナルは、3月に岡山空港(岡山県)と富山空港(富山県)、7月に秋田空港(秋田県)で新国際線ターミナルがオープンし、地方空港の国際化が意識されました。
さらに、この年、伊豆諸島の島々では、東邦航空によりヘリコミューターが飛び始め、新しい形での空の輸送が注目されました。
新サービスとしては、日本航空や全日本空輸で日本人向けのマイレージプログラムがスタートしています。また、全日本空輸の特別塗装機が大人気となり、空港にカメラを抱えたファンが押し寄せる現象も起こり、空港に足を運ぶ人々が増えるきっかけとなりました。
空港の新しい動きが花開く。平成五年はそんな一年でした。
■平成五年 空港の主な出来事
01月:JAL 日本地区でマイレージサービス開始(JALスカイプラス=本邦航空会社初)
03月:福島空港 開港
03月:岡山空港 滑走路2,500m化、国際線ターミナル開館
03月:富山空港 国際線ターミナル開館
03月:福岡空港 福岡市地下鉄福岡空港駅開業
04月:東京国際空港 京急羽田駅(現天空橋駅)開業
07月:石見空港 開港
07月:秋田空港 国際線ターミナル開館
07月:出雲空港 新ターミナル開館
07月:奥尻空港 北海道南西沖で滑走路陥没亀裂、定期便2日間運休
08月:TAL ヘリコミューター(東京愛らんどシャトル)運航開始
09月:東京国際空港 沖合展開、新ターミナル開館、東京モノレール羽田空港駅(現羽田空港第1ビル駅)と新整備場駅開業・羽田駅(現天空橋駅)移転・羽田整備場駅を整備場駅に改称
09月:ANA 特別塗装機マリンジャンボ就航(特別塗装の先駆け)
10月:新広島空港 開港、旧広島空港 広島西飛行場に変更
11月:ANA 国際線マイレージサービス開始(プログラムA)