特集 ニッポンの空港から振り返る平成九年
平成九年は、小規模空港と巨大空港で動きが活発でした。
7月に南大東空港(沖縄県)が新空港に移転。8月、大分県央飛行場(大分県)が空港に指定されました。
北大東空港や久米島空港(沖縄県)など複数の小規模空港で滑走路延長も行われる一方、東京国際空港(羽田空港/東京都)では新滑走路が運用開始されています。
新ターミナルは、拡張に合わせた整備が進みましたが、なかでも羽田空港に整備された、日本で唯一となるボーディングステーションが、新しい搭乗方法として話題となりました(一度消滅しますが平成30年に場所を変えて復活しています)。
大阪国際空港(大阪府)では、大阪モノレールがターミナル前まで乗り入れ、空港アクセスでも巨大空港が注目されました。
巨大な所だけでなく、地方の小さな空港も整備をしっかりしていた、そんな印象を受けた一年でした。
■平成九年 空港の主な出来事
03月:中標津空港 滑走路2,000m化
03月:東京国際空港 C滑走路供用開始(3,000m)
04月:利尻空港 新滑走路供用開始(800m)
04月:山口宇部空港 滑走路1,800m化
04月:久米島空港 新タ−ミナル開館
04月:大阪国際空港 大阪高速鉄道大阪モノレール線大阪空港駅開業
07月:新南大東空港 開港、旧南大東空港 廃港(南大東空港 移転)
07月:久米島空港 滑走路2,000mでジェット化
07月:仙台空港 国内線新ターミナル開館
07月:宮古空港 新ターミナル開館
08月:大分県央飛行場 開港(空港に指定)
10月:北大東空港 滑走路1,500m化、新ターミナル開館
10月:東京国際空港 ボーディングステーション使用開始(国内唯一)