2019年04月10日

空港から振り返る平成10年

特集 ニッポンの空港から振り返る平成十年


平成十年、日本の航空業界は大きく変革します。自由化の波が到来し、9月にスカイマークエアラインズ(SKY=現:スカイマーク)、12月に北海道国際航空(ADO=現:AIRDO)が定期便の運航を開始。格安運賃で大手に対抗した新興航空会社の登場は大きな話題となりました。地域の航空会社として北海道エアシステム、JAL子会社のジャルエクスプレス(平成26年に日本航空と合併)も定期便を就航しています。
さらに、SKYとADOが拠点とした東京国際空港(羽田空港/東京都)には、11月に京浜急行電鉄が乗り入れ、空港アクセス鉄道でも大きな競争が始まりました。

この年、7月には大館能代空港(秋田県)と佐賀空港(佐賀県)の2空港が開港。3月には羽田空港に暫定国際線ターミナルが開業しています。
羽田の新ターミナルは、このあと数年間で一気に進む、無し崩し的な羽田への国際線就航のひとつのきっかけとなりました。

日本の航空業界に風穴が空き、競争の時代に突入した。それが平成十年でした。

ちなみに、平成10年6月、情報交通ホットラインがスタートしました。

平成十年 空港の主な出来事
02月:新東京国際空港 第1ターミナル第1サテライト開館
03月:新南大東島空港 南大東空港に改称
03月:仙台空港 B滑走路3,000m化
03月:東京国際空港 暫定国際線ターミナル開館
03月:HAC 定期便就航
06月:情報交通ホットラインがスタート(まだ空港情報は取り上げていませんでした)
07月:大館能代空港 開港
07月:佐賀空港 開港
07月:JEX 定期便就航
09月:SKY 定期便就航
11月:東京国際空港 京急羽田空港駅開業、羽田駅を天空橋駅に改称(成田国際空港との間で、日本初の空港間列車運行開始)
12月:ADO 定期便就航

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大館能代空港は秋田県二空港目として開港。あきた北空港とも呼ばれています。


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posted by johokotu at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | ◆その他の話題 | 更新情報をチェックする
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