2019年04月13日

空港から振り返る平成13年

特集 ニッポンの空港から振り返る平成十三年


平成十三年、既に伊豆諸島へのコミューター路線の拠点となっていた調布飛行場(東京都)が正式な空港に昇格。東京都の空港運営が注目を集めます。

この年は、日本では、一極集中、瀬戸内の空港の整備が進みました。
施設の拡張では、山口宇部空港(山口県)が滑走路を2,500メートルに延長。岡山空港(岡山県)、広島空港(広島県)でも滑走路の3,000メートル化が実施されました。

この後に大きな影響が出たのが、この年9月起こった米国の同時多発テロです。
航空業界への影響はとにかく大きく、各空港では様々な保安体制の強化が進みました。利用者にとっては保安検査に時間がかかるようになり、持込禁止品をより気にしなければならなくなるなど、とにかく飛行機に乗る面倒くささが目立つ事態に。空港運営者にとっても、整備に多額の費用が必要で、数年後に弟子屈飛行場が廃止になるきっかけにもなってしまいました。
さらに、便利な施設だったシティチェックイン施設(シティエアターミナル)での手荷物受託ができなくなり、次々に施設が閉鎖されることにもなってしまいました。

世界の出来事が直接身近に影響することを実感した一年でした。

平成十三年 空港の主な出来事
01月:広島空港 滑走路3,000m化
03月:調布飛行場 空港として供用開始
03月:山口宇部空港 滑走路2,500m化
03月:松山空港 芸予地震で液状化発生
09月:米国同時多発テロ(旅客機が使われたことでその後の航空保安強化に繋がる)
10月:岡山空港 滑走路3,000m化

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のんびりとした時間が流れる調布飛行場は戦中からあるも空港化したのは平成13年


特集:ニッポンの空港から振り返る平成
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posted by johokotu at 00:00| 東京 ☁| Comment(0) | ◆その他の話題 | 更新情報をチェックする
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