特集 ニッポンの空港から振り返る平成十六年
平成十六年は、4月、成田国際空港株式会社が発足。日本の玄関空港が新東京国際空港(千葉県)から成田国際空港に改称、会社管理の空港になりました。
空港名では、前年に移転した新多良間空港(沖縄県)が7月に多良間空港に改称されています。
この年の10月、新潟県中越地震の緊急輸送のため、新潟空港(新潟県)が、15日間緊急で24時間運用され、臨時便も多数運航されました。この緊急対応は、その後の災害対応に活かされることになり、緊急時の空港の在り方を考えるきっかけとなりました。
残念な出来事としては、6月、スカイネットアジア航空が産業再生機構の支援を仰ぐ事態に。航空業界の厳しさが露呈します。
平成十六年は、通常の運営も、緊急時の運営も、航空業界の難しさが再認識された年でもありました。
■平成十六年 空港の主な出来事
02月:高知空港 滑走路2,500m化
03月:札幌飛行場 滑走路1,500m化
04月:新東京国際空港 成田国際空港発足・改称、第1ターミナル第4サテライト一部開館
06月:SNA 産業再生機構入り
07月:新多良間空港 多良間空港に改称
10月:八丈島空港 滑走路2,000m化
10月:新潟空港 新潟県中越地震の緊急輸送で24時間運用(15日間)
12月:東京国際空港 第2ターミナル開館、東京モノレール羽田空港第2ビル駅開業・羽田空港駅を羽田空港第1ビル駅に改称
12月:那覇空港 沖縄型特定免税店(空港外店)開業(日本初の空港外にある空港型免税店)