特集 ニッポンの空港から振り返る平成二十年
平成二十年は、空港が大きく変わります。空港整備法が空港法に変更され、空港整備重視から空港運営重視に変化しました。
昭和時代から続いてきた新空港建設がついに終わることになり、今ある空港インフラをどう活用していくかが重要なポイントになりました。
そんな既存活用を鮮明にした年に象徴的だったのは、美保飛行場(米子空港/鳥取県)にできた新駅です。既存鉄道路線の空港最寄り位置に駅を造り、今ある鉄道と空港を最大限活用しました。まだまだ工夫できることがたくさんあることがよく分かる事例となりました。
平成が成人となって、空港を取り巻く環境が大きく変わった、そんな一年でした。
■平成二十年 空港の主な出来事
04月:三宅島空港 噴火で運休していた定期便が8年ぶりに再開
06月:空港整備法が空港法に変更され、空港の区分が変更
06月:新種子島空港 種子島空港に改称
06月:美保飛行場 西日本旅客鉄道境港線乗り入れ(最寄駅の大篠津駅の移設扱い・米子空港駅に改称)