2019年04月24日

空港から振り返る平成24年

特集 ニッポンの空港から振り返る平成二十四年


平成二十四年、広島都市圏の空港が大きく生まれ変わりました。
まず11月に広島西飛行場(広島県)が廃港になり、代わりに12月、48年ぶりに岩国飛行場(山口県)の民間機乗り入れがスタートしました。ジェット機が飛んでいた空港が廃港となるのは平成で初めての出来事でした。

空港運営の民間委託が具体的に動き始め、意識され始めたのがこの年。7月に大阪国際空港(伊丹空港/大阪府)と関西国際空港(関空/大阪府)が民間委託を見据えて運営統合されました。

伊丹・関空の統合に動きを合わせるように、関空で新たに就航したのがPeach Aviation。3月に日本初となる国内線LCCを飛ばし始めます。その後、7月にジェットスター・ジャパン、8月には旧エアアジア・ジャパンと次々に国内線LCCが定期便を就航しました。
さらに、10月には那覇空港(沖縄県)に貨物施設を改造したLCCターミナル(今年3月に旅客扱いを終了)、関空に内装が簡易でLCCを意識した第2ターミナルがオープン。7月には国際空港では初めて成田国際空港(千葉県)にLCCバスが乗り入れし、LCC元年などと騒がれました。

ちなみにこの年の11月、情報交通ホットライン管理人は日本の全空港に到達することができました。

平成二十四年 空港の主な出来事
03月:APJ 定期便就航(初の国内線LCC)
05月:中部国際空港 公営競技場外発売場開設(ボートレース、日本初)
07月:大阪国際空港 関西国際空港と運営統合(新関西国際空港管理に移行)
07月:成田国際空港 LCCバス運行開始(5国際空港アクセスで唯一)
07月:JJP 定期便就航
07月:仙台空港 A滑走路再開(前年の東日本大震災以来)
08月:WAJ 定期便就航
09月:成田国際空港 南側国内線施設 開館(現在閉鎖中ですが2020年の東京オリンピックで再活用予定)
10月:那覇空港 LCCターミナル 開館(貨物施設を改造した珍しい施設、平成31年に旅客扱いを終了)
10月:関西国際空港 第2ターミナル 開館
10月:成田国際空港 北側国内線施設 開館(現北側ウェイティングエリア)
11月:広島西飛行場 廃港(ヘリポート化)
11月:情報交通ホットライン管理人 日本全空港に到達
12月:岩国飛行場 民航部分開港(移設を伴わない開港は国内最後)
12月:成田国際空港 A滑走路着陸4,000m化

H24.jpg
平成24年にはジェット機も飛んだ広島西飛行場が廃港になりました

特集:ニッポンの空港から振り返る平成
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posted by johokotu at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | ◆その他の話題 | 更新情報をチェックする
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