2019年04月28日

空港から振り返る平成28年

特集 ニッポンの空港から振り返る平成二十八年


平成二十八年は、4月に熊本で震度7を記録した地震が連続発生したのが記憶に新しいところでしょう。
熊本空港(熊本県)のターミナルにも大きな被害が出て、旅客便も平常に戻るまで数か月かかりました。一方で、平成に起こった多くの災害での経験を活かし、緊急輸送や冷え込んだ利用を促す施策などが積極的に行われました。

この年、どの空港よりも目立ったのが、離着水場の、オノミチフローティングポート(広島県)でした。8月に日本で半世紀ぶりとなる水陸両用機による旅客扱い(遊覧飛行による旅客扱い)が再開され、その拠点として整備された港です。本格的な水上飛行機用桟橋は、今の日本では非常に珍しい存在で、大きな話題となりました。

さらに、新しい飛行機の運用として、札幌飛行場(北海道)にジェット機が就航。滑走路が短くても工夫すれば活用できることが明らかになり、その新しい活用方法に注目が集まりました。

新サービスでは、1月と3月に東京銀座、4月には福岡天神に空港型免税店がオープン。市中で買い物した免税品を空港で受け取る新しいサービスが始まりました(銀座の店舗は東京国際空港(東京都)か成田国際空港(千葉県)、天神の店舗は福岡空港(福岡県)での受け取り)。
4月には日本で初めて複数空港一体での運営民間委託が関西国際空港(大阪府)と大阪国際空港(大阪府)でスタートしています。

平成二十八年は、空港の新しい活用や新しい動きが目立った一年でした。

→2016年勝手に空港10大ニュース
http://johokotu.seesaa.net/article/445164620.html

平成二十八年 空港の主な出来事
01月:東京国際空港・成田国際空港 銀座に日本初の空港型免税店を開業(銀座で購入し2空港のいずれかで受取)
04月:熊本空港 二度の地震でターミナル破損・航空便運休
04月:関西国際空港・大阪国際空港 運営民間委託(初の複数空港一体委託)
04月:八丈島空港 指定管理に移行
04月:福岡空港 天神に空港型免税店を開業(天神で購入し福岡空港で受取)
06月:札幌飛行場 開港以来初めてとなるジェット機定期便就航
07月:仙台空港 運営民間委託開始
08月:オノミチフローティングポート 水陸両用機による旅客輸送半世紀ぶりに再開
10月:福岡空港 第1ターミナル閉館・第2ターミナルと第3ターミナルを統合し国内線ターミナルに変更

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平成28年は、熊本空港が2度も大地震で被災しました

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posted by johokotu at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | ◆その他の話題 | 更新情報をチェックする
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