2019年04月19日

席で左右された快適旅(旅行前)

※2019年5月にアップした2019年4月の旅行記です。
旅行前1日目/2日目(旅行無)/3日目旅行後

■2019.04 東京国際・熊本・福岡・静岡の旅行前

■鉄道+飛行機利用でたくさんの空港へ
今回は21日日曜日に、実家のある大分へ用事で行くため、月曜も休みを取って、ついでに空港見学してくることにした。
20日に東京を出発し、22日に東京に戻る行程だ。

21日の用事を済ませられれば良いので、20日昼便で東京国際(羽田)→大分、22日昼間に大分→羽田で良いんだろうけど、大分空港は前回訪問時から大きな変化はなく、見学は不要。そこで、それほど追加費用がかからない範囲で別空港を経由することにした。

検討したのは2か月前で、便は選り取りみどりだったので、出来るだけ安く、色々回れる行程を組むことにした。
東京と大分の周辺にある空港だと、福岡が、昨年南側が新ターミナルに移行し、さらに3月下旬にアクセスホール新設が確定していた。このため、福岡は確実に利用することにした

旅行時期は、青春18きっぷが使える期間ではないので、鉄道移動だと普通運賃での利用になる。
JRの普通運賃は100キロ以上のきっぷなら途中下車できるから、東京-大分間で、静岡、中部国際、名古屋、大阪国際、関西国際、八尾、神戸、岡山、広島、岩国、山口宇部、北九州 位は寄り道しやすい。しかし、この距離になると、鉄道は値段が高い(普通に2万円程度かかる)。さらに少しでも安くしようとおトクなきっぷを活用すると、区間・列車指定のもののが多くて途中下車できない。特に本州側の新幹線はたいしておトクなきっぷがなく、鈍行は関西圏と名古屋前後以外は鈍足で時間がかかりすぎる。航空では安い運賃がバンバン出ているし、鉄道を長距離利用して大分に向かうのは難しい状況だった。

そこで、鉄道オンリーは止め、「飛行機直行」か「鉄道+飛行機利用」で考えることにした。


■行きは熊本、帰りは静岡を経由へ
まずは単純に大分空港を発着で検討。
この場合、利用できる直行空港は、成田国際、羽田、中部国際、大阪国際しかない。電車でどれかの空港に向かい、そこから飛行機で大分となる。
この中では、中部がギリギリ。鉄道区間の距離がやや長いが、鈍行でも朝イチに出れば夕方の飛行機には間に合う。値段も七千円程度でギリギリだ(新幹線は値段が高いから実質的に対象外)。

九州側を福岡発着にしてみると、選択肢が広がる。直行している空港が多いためで、百里や静岡、松本等も視野に入ってくる。新潟や金沢、仙台辺りも、なんとかなりそうには見えるが、鈍行だとそこに行くまで時間がかかる上に鉄道運賃もあまり安くない。東海道と同じく新幹線だと値段が高く論外だ。
できるだけ、飛行機直行の時より、前後の鉄道部分を五千円程度(最大一万円程度まで)のプラスで収まる範囲になる空港を探した

マイラーなら、だったら羽田→ソウル→福岡なんてどう?なんて言う人もいそうだが、そもそも片道一区間以上乗る飛行機乗り継ぎだと値段がグッと上がる。そんだけ金があるなら、どういう経路で行くかなんて全く悩む必要はなく、行けるときに日帰りで、行きたい空港に飛んでけばいい。いかに効率よく、いかに割安で行けるか、それが平民の毎回の悩みどころなのだ。
東京-大分(あるいは福岡)間でどこかを経由して行く場合、唯一、ダイナミックパッケージで時々安い運賃が出ることはあるので、今回も検討はしてみたが、先に結果を言うと条件が合わず、採用できなかった。

東京側の空港を変えることばかり書いてきたが、九州側で別空港を利用を考えることもできる。ありがたいことにJR九州内は特急利用でも安い運賃があるので、福岡に加えて、北九州、熊本、佐賀、長崎、宮崎も候補にできた。

色々検討した結果、往路は羽田→熊本と飛び、熊本→大分は鉄道移動。復路は大分→福岡を鉄道で、福岡→静岡を飛行機、島田→東京を再び鉄道利用することにした。


■九州新幹線とフジドリームエアラインズに初めて搭乗へ
<往路>
羽田発はそのままで、九州側を別空港にするパターンを採用した。
北九州、福岡、熊本、佐賀、長崎、宮崎が候補だったので、まずは前回訪問時以降の変化状況から候補の絞り込んだ。

 北九州:国際線就航会社が増えた程度。
 福岡:改修の真っ最中で大きく変化。
 熊本:震災→復旧。
 佐賀:愛称が変更した程度。
 長崎:ほぼ変化がない。
 宮崎:愛称変更に加え増築が完了。

各空港の変化は、ざっくりこんなところだった。

変化した空港を中心に検討したら、最後は熊本と宮崎の比較となった。
鉄道運賃を調べてみたら、宮崎→大分間のおトクなきっぷは運賃が意外と安くなく、一方で熊本→大分間は、熊本→博多(新幹線)+博多→大分(特急)でそれぞれ二千円台の割引きっぷがあったため、今回は安く済む熊本に寄ることに決定した。
羽田-熊本と羽田-大分は最安値は同じ値段。熊本の場合、そこに六千円程度の電車賃が加わるだけで抑えられた。

で、往路の飛行機は、熊本着が昼くらいで良い。東京側を成田発にすることもできたが、すんなり羽田→熊本についてANAの朝便で一万円ほどの安い運賃が確保できたので、それにした。ボーディングステーションやサテライト棟が出来てから羽田の第二ターミナルを出発で利用していなかったから、その見学も兼ねての羽田発はベストな選択だった。
熊本からの電車は初めての九州新幹線乗車になることが決まった。

<復路>
往路で福岡を利用しないので、福岡発の航空便を検討した。単純に羽田直行か、LCCで成田か、スカイマークで百里(茨城)か、フジドリームエアラインズで松本or静岡or名古屋、大手で中部への飛行が候補となった。

このうち名古屋は昨年も訪れたので早々に脱落。成田もあまり変化はなく、関東地方にあって正直いつでも行けるのでパスした(LCCも一万円弱で意外と値が張っていた)。
で値段の比較だ。静岡と中部は、福岡線の飛行機が一万三千円程度でほぼ横並び。一方で松本は航空券代が一番安くても一万八千円程度と出た(羽田線より高い、、、)。そこで松本は脱落し、最後は中部と静岡の比較になった。
中部は路線数・便数が多いから、那覇帰りに中部経由にするとか、国際線利用の際に寄り道するとか、今後立ち寄るタイミングが静岡より中部の方が断然多そうだ。電車賃も静岡の方が安く済むし、今回は静岡経由に決めた
博多から福岡まで2千円台、静岡から東京まで3千円台、だいたい6千円程度のプラス。飛行機は羽田便とほぼ変わらない値段だったので、電車賃分がほぼ丸々プラスとなった。

復路の飛行機は、静岡行きを朝二便目で予約した。福岡-静岡線は1日四便。このうち朝イチ便だと、大分で始発の電車に乗って行っても福岡空港見学時間があまり確保できない。後の二便だと、静岡到着は夕方〜夜になるため、今度は静岡空港見学時間が取れない。よって、自動的に朝二便目利用となった。福岡空港には8時頃には着ける行程とし、11時台の出発まで三時間ほどの空港見学時間を確保した。


■ダイナミックパッケージ乗り継ぎ便は泣く泣く断念
今回は、結果として往復別々でチケットを取ったが、一応、往復利用のダイナミックパッケージ乗り継ぎ便も検討した。
単純な羽田-大分間の場合、伊丹乗り継ぎしかない上に値段が高かったので断念した(直行便が「安◯====高」に対し、伊丹乗り継ぎは軒並み「安◯◯◯◯◯高」だった)。
九州側を変えて、羽田-福岡間とすると、ANAは伊丹乗り継ぎのみ(値段は高)、JALは伊丹乗り継ぎに加え徳島や高知乗り継ぎが出てきた。JALのものは「安◯◯===高」で、値上がりは小幅に収まっていたものの、乗り継ぎ時間が一時間程度しかなく、見学するには短い。徳島、高知ともに前回利用からかなり時間が経っているので魅力的ではあったものの、自動的に付いてきてしまうホテルにチェックイン・アウトするのも面倒だし、安いホテルは黒崎周辺ばかりで途中下車しなければならず、格安乗車券が実質的に使えなくなるので、今回は活用を諦めた。

さらに、実は福岡-静岡線よりも、北九州-静岡線の方が安い運賃が出ていたので、本当はそちらを利用したく、検討していた
北九州-静岡線はちょうど就航してから1か月も経っていないこともあり、一万円を切る運賃が出ていて、運賃は申し分なかったのだ。大分に行くなら、福岡より北九州の方が電車賃が安いし、当然断トツの第一候補に躍り出ていたのだが、ダイヤは空港見学する自分にはダメダメだった
静岡-北九州線は、夕方〜夜にかけての一往復となっている。往路の場合、北九州到着は17時過ぎ。すぐに空港を出ても、大分到着は20時位になる。普通の人なら、これで何の問題無い。しかし、自分の場合は北九州空港到着後に空港を見学するので、見学をしていたら大分到着は夜遅く深夜になってしまう。欠航時の振替も、新幹線でギリギリ終電に間に合うだけで飛行機振替が難しいので、かなりリスキーだった。
一方の復路も、静岡着が19時過ぎ。東京への終電に間に合うかも微妙だし、大きく変化した静岡空港のターミナルを見学している暇が全くない。これでは利用を諦めるよりなかった。
新規就航路線で(今後二度と出ないであろう)格安運賃なので、非常に興味はあったものの、この路線の活用は諦めざるを得なかった。


こうして行程が決定。
初日(20日)は、ANAの朝二便目(ANA641便)で羽田→熊本と飛んで、熊本空港を見学。その後熊本駅まで移動し、九州新幹線の熊本→博多(つばめ328号)、日豊本線特急の博多→大分(ソニック43号)と乗り継ぐ
二日目は野暮用を済ませる一日。
三日目(21日)は、朝イチの日豊本線特急で大分→博多(ソニック2号)と移動。福岡空港見学後、二便目の静岡行き(FDA144便)で福岡→静岡と飛行。今度は静岡空港を見学して、15時頃静岡空港を出発。島田から鈍行乗り継ぎで東京まで戻る行程だ。最後東京到着は21時位という行程になった。

アクセスの予約(航空)
航空券は、約1.5か月前に予約した。
往路は、羽田→熊本の利用。
検索したら、ANA独自運賃である「ANA Discover JAPAN Fare」が一番安かったのでそれで確保。往路の熊本便は意外と混んでいたうえ、安い運賃だからか、座席指定はほとんどできない状況だった。
復路は、FDAの独自運賃である「バースデー割」が最安値。牡羊座の自分はちょうど対象になっていたので、それで予約した。

宿泊の予約
今回は、実家の用事ではないのだが、実家に泊まれるため、宿泊施設の手配は不要だった。

現地移動の予約(鉄道)
飛行機以外の移動は鉄道だ。
往復路とも、JR九州区間は、新幹線・特急利用のおトクなきっぷがあり、それで確保した。事前購入限定の割引きっぷ利用のため、1か月前の発売開始と共に予約。いずれも事前に列車の指定が必要だった。
往路は、熊本→大分というおトクなきっぷはなく、博多で分割しての購入とした(熊本→小倉、小倉→大分と小倉分割もできるが、値段がグッと上がるので断念)。このうち、熊本→博多間は「つばめ限定!九州ネット早特7」を活用。熊本空港到着が10時頃で、熊本空港見学に二時間、熊本空港→熊本駅間は一時間位と考えていたので、13時台に熊本駅を出る新幹線が最適なはず。発売日に予約を狙ったものの、満席で撃沈し、結局15時台のつばめになった。熊本空港→熊本間はバスでも電車でも、予約は不要なので、現地確保だった。
続く区間の博多→大分間は特急ソニックの割引運賃。7日前迄の割引運賃の設定はなく「ネット早特3」のみだった。こちらは空席だらけ。つばめからの乗り継ぎを考慮して、博多での乗り継ぎに少し余裕を見て17時台に博多を出る特急とした。

復路は、福岡空港の見学時間を出来るだけ長くとりたかったので、大分からの電車は、朝イチのソニック2号を「ネット早特3」で予約した。
静岡に着いたあとの、静岡空港→東京は、空港のアクセスバス+鈍行利用で予約は不要のため、現地購入だった。

色々悩んだものの、早めの予約で確保ができ、ゆっくり出発日を迎えられた。
■ここまでの教訓!
ANAは旅割よりもANA Discover JAPAN Fare←高い値段の時もあるのでしっかり比較しよう。
FDAはバースデー割を活用しよう←FDAは運賃高め。その中でもオススメです。
就航直後は運賃狙い目←安い運賃がよくあります。
九州はネット予約チャーンス←大都市間なら安い運賃がゴロゴロです。

■今回の予定旅程
04/20 SAT
自宅05:00(京急線等)→06:00[東京国際空港]08:20(ANA641便)→10:05[熊本空港]12:00(空港ライナー)→12:15肥後大津駅12:36(豊肥本線)→13:08熊本駅15:10(九州新幹線 つばめ328号)→15:57博多駅17:19(日豊本線 ソニック43号)→19:35大分駅19:45(自家用車)→20:00実家
04/21 SUN
(旅行なし)
04/22 MON
実家05:00(自家用車)→05:15大分駅05:18(日豊本線 ソニック2号)→07:49博多駅07:54(福岡市地下鉄)→07:59[福岡空港]11:10(FDA144便)→12:35[静岡空港]15:25(富士山静岡空港アクセスバス島田線)15:50島田駅16:04(JR東海 東海道本線)→18:00熱海駅18:11(JR東日本 東海道本線)→19:39横浜駅19:45(JR東日本 京浜東北線など)→20:45自宅


posted by johokotu at 21:00| 東京 ☀| Comment(0) | ◆旅行記 | 更新情報をチェックする
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