※2019年6月にアップした2019年5月の旅行記です。
■2019.05.25 (自宅)→(塩尻)→富山→小松→(穴水)
■塩尻へのルートは高を括らずしっかり調べた方がいい
今日は朝イチから八王子経由で塩尻へ鈍行移動だ。八王子までは横浜線で移動。とりあえず始発に乗って向かっていた。
事前に軽く調べた感じだと、高尾を6時過ぎに出る松本行きに乗れれば9時過ぎには塩尻へ着けるようで、東京駅の始発からだったら乗れるようだった。しかし、ジョルダンで横浜線からの始発検索をかけたところ、最寄駅から始発に乗っても、その時刻に高尾へは行けないようで、八王子で45分待って次便の松本行きへの接続と出た。これだと塩尻到着は10時前頃だ。
途中異音検知で10分ほど駅間に止まるアクシデントがあったが、八王子には6時に着けた。
ここで、駅に掲げられていた時刻表を覗いてみたら、高尾始発の電車の時刻表があり、始発の松本行きは高尾6時14分発だと書いてある。で、ホームの表示機を見ると、次の中央線は6時6分発だ。高尾までは5分強のはずだから、間に合いそうだ。
とりあえずと乗ってみたら、高尾では一分接続で普通に間に合ってしまった。
ジョルダンの検索でなぜヒットしないのか分からないが、紙の列車時刻表をきちんと見ておくべきだった。
乗った電車は松本行きだから、このまま乗ってけば良い。座席も高尾発の時点で半分ほどしか埋まっておらず、特に甲府〜上諏訪間はガ〜ラガラ。高尾の時点で座席を確保出来たので、塩尻までは結構長い距離爆睡していた。
塩尻駅には9時17分に着けた。
※高尾から乗った電車は、東京駅から松本へ向かう始発鈍行だった(高尾始発はもう少し早いのがあるので多摩地区からはもっと早く松本に着ける)。結局、塩尻までは後続のあずさ号に追い付かれず、特急よりも松本に早く着ける電車なので、とにかく早く松本へ行くのには使える電車だ。朝起きるのは大変だけど、特急料金分が浮く感じがした。
■かみ高地へのルートは神置かんで車とバイクだらけ
少しでも安く行こうと、相模湖を境にきっぷ分割をしていたため、自動改札は通れず、塩尻では窓口通過だったが、窓口で揉めている人がいて、改札を出るのに十分ほどかかってしまった。
駅からレンタカー屋までは徒歩10分ほどなので、普通に行けば、9時半位には出発できるところだった。しかし、改札での時間ロスに加え、途中にあった西友で朝飯のパンを確保してから向かい、さらに手続きにも時間がかかったおかげで、結局10時出発となった。
塩尻からは富山へ直行だ。富山との間には高速道路がなく、下道利用。山の中なので信号は少ないだろうが、クネクネが多かったり、混雑したりすると時間がどんどん減っていくので、とにかく先を急いだ。
塩尻から松本空港南端をかすめながら、小道を通って山形村を通過。波田から国道158号線へと入った。ここまでは交通量はそれほどでもなかったが、信号待ちが意外と多かった。
国道に入ったら、信号は少なくなったが、今度は交通量が激増し、時速30キロほどのノロノロ大行列となった。バイクも結構いる。
よく考えてみたら、この道は上高地への唯一の道路だった。土曜の朝で向かう人が多かったようだ。ここをすんなり抜けられる神がいたらありがたいんだけど、そんなのは期待するだけ無駄骨。
道の駅 風穴の里で、ひと休みと思ったら、駐車場はバイカーだらけ。全くゆっくりできず、ほとんど休憩せずに、トイレだけ済ませて先を急いだ。
それにしても道はノロノロ。
車が多いのもあるが、何より、上高地との分岐点である中の湯までの間で、トンネルが狭い区間が続くのが、最大の原因だった。上高地へ向かう観光バスとピストン往復する路線バスが多く、それらがトンネル内で離合するのには幅がギリギリ。離合するごとに大減速し、状況によってはトンネル前で待っていたりするので、ノロノロになっていた。普通乗用車とバスの離合は、問題なくできるが、圧迫感はあるので、初心者ドライバーだと、離合するときに大きく減速してしまうかもしれなかった。
上高地へのパークアンドライドが実施されている沢渡で自家用車の半分くらいは減ったものの、観光バスはそのまま直進するので、中の湯までは、車間は開いたものの、ノロノロしたままだった。
※今回全く考慮していなかったが、国道158号線のこの区間は、最盛期の土曜朝は、沢渡の駐車場に入れない車で大渋滞することもあるらしかった。今回はノロノロとは言えほとんど止まることなく動いていたから良かったが、ちょっとリスキーな道路だったようだ。
中の湯から平湯までの間は、安房トンネルという峠越えの短絡ルートが整備されているが、これは中部縦貫道の一部として整備されたもの。計画では、松本-高山間はこの中部縦貫道で結ばれることになっているので、開通すれば上高地渋滞を心配せずに松本から高山へ行けるようになるが、まだ事業化すらされていないので、実現するのはまだまだ先だ。梓川沿いの斜面は、岩が脆いのか、結構崩れている箇所があったので、トンネル造成も難工事なのかもしれない。
ちなみに、この道路は高山市では緊急輸送道路網とされている。翌日に訪れた飛騨エアパークは、この道路を活用したドクターヘリの離着陸場として、緊急輸送を担う拠点と位置付けられている。
ノロノロ走行のせいで平湯を抜け切った時には11時台も後半だった。
安房トンネルの平湯料金所の先すぐのところで高山方面に行く道と分かれ、国道471号線に入った。平湯からはほぼ下り坂でクネクネもあまりなし。こちらに行く車はほとんどなく、信号が増える富山平野に入るまでは、うって変わってスイスイの快適路だった。
かつて公害、今はスーパーカミオカンデで有名な神岡を通過し、笹津を抜けたら、富山平野に。典型的な扇状地だから、一気に眺望が開けた。
結局、富山空港までは3時間強かかり、13時過ぎに着くことが出来た。約130キロを三時間強だから、平均時速は40キロほどで、田舎道にしては時間がかかった印象だった。
■富山空港での移動ルートはたての山もよこの山も楽しもう
先を急ぎたいので、富山空港では少しでも時短をしたいところだったが、駐車場が全然空いていない。無料側で止めようとしたら、ターミナル近くはすべて満車で、遠く離れた、端から二つ目の区画であるF区画まで行かされてしまった。
小型機運航各社が揃う場所が目の前にあり、撮影も出来たので、一石二鳥的ではあったのだが、ターミナルへの移動は大変だった。
なにより今日は暑すぎ。毎年五月下旬にはこんな日があるけど、北海道ですら35度超えという真夏日で、外に少し出ているだけで汗が吹き出す天気だ。それなのに、駐車場からターミナルまでは、途中まで屋根すらなかった。屋根がないから立山連峰の山々は楽しめたけど、今日のような真夏日は勘弁してほしかった。
※富山空港は、川沿いの南北に細長い領域に空港を設置しているため、ターミナル前に広い敷地を確保できていない。そんな中で北側は総合体育館センターの建物で蓋をされており、ターミナル前東側正面は空港スポーツ緑地の公園となっている。このため、駐車場が南側に異様に細長く配置されることになってしまっていた。
その南端付近まで行かされたから、逃げ水的に歩けど歩けどターミナルにたどり着かない感じだった。
ターミナルに入ると、ちょうど上海航空が到着し、中国人が少しずつ出てきていた。しかし、国内線はない時間帯のため、ターミナル内は閑散としていた。おかげであまり時間をかけずに見学を終わらせられた。
富山空港は、北陸新幹線金沢延伸の影響で、東京国際線が二往復減便し、四往復が朝晩に二往復ずつ運航するダイヤに変わっている。このため昼間の利用は少なく、二階にある薬屋さんは昼間の時間帯に一時閉店するという、一見すると不思議な営業時間になっていた。
富山空港のターミナルには一時間ほどしか滞在せず、14時半には出発。ターミナルを出たあとは北側にある展望台に寄り道。その後、フォトスポットとして有名な神通川の対岸から空港を少しだけ眺めてから、すぐに小松へ移動を開始した。
■小松へのルートは金触らずに、まっとうに午後から華麗にゴーゴー!
小松までは100キロないものの、下道だと日の入りまでに着けるか分からないので、富山インターチェンジから北陸道で向かった。
北陸一の観光地金沢はまったくタッチせずに華麗にスルー。松任でトイレ休憩した程度で、素早く移動した。それでも富山で高速に乗るまでに時間がかかったこともあり、結局、富山-小松間は二時間弱かかり、16時半頃の到着となった。
まずは17時までの航空プラザをチラ見。続いて日が出ている間にと、外回りを先に見て回った。小松は最終便が20時台で、時間は比較的余裕があるので、空港内はゆっくり見て回った。
ひと通り見学して回り、夕食を済ませたら、ちょうどトワイライトタイムな時刻になった。せっかくなので再度展望デッキに出たら、ちょうどカーゴルクス航空が動き出し、エバー航空が着陸、ANAがPBBを外し始めたタイミングだった。地方空港ながらボーイング747型機や国際線も見られる、小松らしい風景を眺められたのは、ラッキーだった。
※夕食は2階出発ロビーの飲食店で食べたのだが、会計を済ませて店の外に出たら、長蛇の列が出来ていた。ちょうど台湾便の人達がチェックインを終えて夕食を食べようとしていたよう。土曜日の夕方は一気に混むので要注意だ。
これで小松の調査は終了。あとは夜の間に能登への移動を残すのみとなった。
ところが、ターミナルを出ようと一階に降りたところで、館内のラックに小松市の観光案内パンフを発見。せっかくだからと読んでみたら、空港回りにスカイパークこまつという公園が整備されていることが判明してしまった。
カーゴルクスの離陸を見届けたためにターミナルに少し長居してしまい、既に日の入り後。空は徐々に暗くなってきていた。ところが、この公園、西側に「翼」、東側に「共生の丘」と二種類があるという。明るい間に2か所とも回ることは不可能そうだったので、一か八かで、Googleマップを見て色々整備されていそうな「翼」へと向かうことにした。
結果は失敗だった。
「翼」には競技場等が整備されているのだが、18時以降は閉園されて締め出される施設で、滑走路脇に近づくことは叶わなかった。一方、「共生の丘」は、滑走路端付近に設けられた24時間解放している野っ原だった。しかも「共生の丘」のすぐそばには、掩体壕もあった。空港見学者として行くならこちらが正解だった。
ただ、共生の丘も、草木に阻まれて、滑走路側のフェンスへはあまり近づけない。フェンスも二重でクリアは難しく、脚立を使って離着陸機材を写すのには適していても、滑走路などの施設を写すのは難しい環境で、特に夜間は真っ暗なので、それ相応のカメラが必要な施設だった。
■能登へのルートは無料 のと おり
小松を出たのは19時半過ぎ。
ここからは夜通し下道で能登へと向かう。
まずは暑すぎた今日かいた汗を流すため、日帰り温泉に寄り道することにした。カーナビで検索をかけたら、経路上にある近くの温泉美川温泉に安産の湯なる日帰り温泉があることが分かった。スマホで調べたら、手ぶらセットも提供されていたので、寄り道した。
※日帰り温泉施設は結構あったようなのだが、カーナビでもスマホでもパパっと出て来なかった(小松は南の方に温泉街があるので、そちらの温泉宿ばかりヒットする)。
少し時間をかけたら、美川温泉にももう1か所あるのも分かったし(タオル付きかどうかわからなかったので断念)、美川温泉を出たあと徳光インターチェンジ付近に松任海浜温泉といった大きな日帰り温泉施設(ツーリングまっぷるに載っている)も見られるなど、結構多くの施設があったようだった。
美川温泉を出たあとは、最初の道の駅である内灘まではずっと下道だった。金沢を再びかするルートで、それほど車は多くないが、信号は多い。しかもちょくちょく捕まる状況で、内灘を出るときには21時を過ぎてしまっていた。
ここからは自動車専用道路ののと里山海道が早い。しかし、前回チョコマカ料金を取られ、トータルでは結構払わされた記憶があったので、下道利用を考えていた。そんな中で、スマホでネットサーフィンしたら、この道が無料化されたとの情報がヒットした。時間も遅く、このまま下道だと日付跨ぎになる可能性もあるので、一か八かで利用することにした。
結果は◎で、能登空港インターチェンジまで、通行料は一切取られなかった。
この日は能登空港まで行くつもりだったが、眠気に襲われてしまい、少し手前の別所岳サービスエリアで23時頃就寝となった。
※のと里山海道は、平成25年3月31日正午に無料化されていた。そう言えば、以前は能登有料道路だった。土曜日の夜九時過ぎからの利用だったが、走行している車はほとんど無く快適路だった。
■今日の教訓!
・中央線 松本へは鈍行の方が早い←始発特急よりも早く着けます。
・国道158号線はノロノロ←上高地に行く交通量が多い道です。
・[富山]立山連峰を眺めよう←何よりも目立ちます。
・[小松]スカイパークこまつは日の入り前に←翼は閉め出されます
・のと里山海道は無料高速←非常に便利です。
■実際の旅程
05/25 SAT
自 宅05:00(JR東日本 横浜線等)→05:49八 王 子駅
八 王 子駅06:06(JR東日本 中央本線)→06:13高 尾 駅
高 尾 駅06:14(JR東日本 中央本線)→09:17塩 尻 駅
塩 尻 駅10:00(レンタカー 130km)→13:15[富山空港]
[富山空港]14:30(レンタカー 90km)→16:30[小松飛行場]
[小松飛行場]19:30(レンタカー 15km)→20:00美川温泉 安産の湯
美川温泉 20:30(レンタカー 30km)→21:15道の駅内灘
道の駅内灘21:30(レンタカー 70km)→23:00別所岳SA
(車中泊)
2019年05月25日
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