■関西エアポート3空港 ビニール製ショッピングバックを変更へ
関西エアポートは14日、2020年4月から、大阪国際空港(伊丹空港)、関西国際空港(関空)、神戸空港(マリンエア)の運営受託3空港で直営店舗約30店舗のビニール製ショッピングバッグを、エコ素材に切り替えると発表しました。
関西エアポートが発表したのはショッピングバッグの素材変更。同社が運営を受託している3空港の直営免税店・直営物販店の約30店舗で使用しているビニール製ショッピングバックを来年4月から変更し、紙バッグや、生物由来のショッピングバックに切り替えるとしています。
紙バッグの素材については、「森林の管理や伐採が環境や地域社会に配慮され、流通・加工時に認証を受けていない林産物が混ざらないことが確認された「FSC 認証」を受けたものを使用」するとしています。
ここ数年世界的にクローズアップされているマイクロプラスチックによる海洋汚染問題に対応するもの。
旅客向けのショッピングバッグだけでなく、同社グループ社員全員にエコバッグを配布し、買い物時のプラスチック袋の使用を減らしているとしています。
日本では、店舗でビニル製ショッピングバッグを使っている空港がほとんど。免税店では、海外での乗り継ぎ利用客用に不正開封防止袋(STEBs)を使用しているところも多く、ビニール製ショッピングバックの廃止は簡単ではありません。一方で、ショッピングバッグの有料義務化の議論も進んでおり、今後、同様の動きが全国に広がるのか注目されます。
■関西エアポート、グループ全体でプラスチック削減を推進 2020年4月から運営3空港でのショッピングバッグをエコ素材に切り替え(関西エアポート公式サイト)
http://www.kansai-airports.co.jp/news/2019/2723/J_190614_PressRelease_ECO_fin.pdf
2019年06月17日
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