2019年09月03日

羽田_来春増枠で就航国増へ

■東京国際空港(羽田空港) 来春の国際線増枠で就航国増加へ、本邦は2社のみに傾斜配分

国土交通省(国交省)は2日、来年夏ダイヤから拡大する東京国際空港(羽田空港)の昼間時間帯の国際線発着枠(1日50便)について、配分国と、日本側25枠分の国内航空会社への配分数を決定したと発表しました。

国交省が発表したのは、来年夏ダイヤから拡大する羽田空港の昼間時間帯における国際線発着枠の増枠分の配分国とその配分数、さらに日本側25枠の国内航空会社への配分数です。

国別では九か国・地域へ配分が確定。中国に8枠、ロシアとオーストラリアに各4枠、アメリカに24枠、インド、トルコ、フィンランド、スカンジナビア地域(デンマーク、スウェーデン、ノルウェーのいずれか)、イタリアに各2枠を配分するとしています。
羽田への新規就航国・地域は、ロシア、インド、トルコ、フィンランド、スカンジナビア地域、イタリアの六つ。オーストラリアは昼間時間帯としては新規就航ですが、既に深夜早朝時間帯を活用した就航便があります。

また、全部で50枠のうち、日本側にある発着枠25枠分の配分が決まりました。
国内航空会社への配分は、ANAと日本航空(JAL)2社グループのみへの配分で、ANAに13.5枠、JALに11.5枠を傾斜配分するとしています。その他の航空会社への配分や新規航空会社枠のようなものはありませんでした。
成田国際でも就航していない国の配分もあり、ANAのロシア(来年から成田に就航予定)、トルコ、スカンジナビア地域、イタリアは、成田も含めた東京全体で純増が確定したことになります。

具体的な就航都市やダイヤなどは、今後各航空会社から発表される予定です。

■配分決定数(★は新規就航国、☆は昼間時間帯は新規で既に深夜早朝時間帯は就航済)
・中国:8  ANA2、JAL2、相手側4
・ロシア:4★ ANA1、JAL1、相手側2
・インド:2★ ANA0.5、JAL0.5、相手側1
・トルコ:2★ ANA1、相手側1
・フィンランド:2★ JAL1、相手側1
・スカンジナビア:2★ ANA1、相手側1
・イタリア:2★ ANA1、相手側1
・アメリカ:24  ANA6、JAL6、相手側12(DAL5・UAL4・AAL2・HAL1)
・オーストラリア:4☆ ANA1、JAL1、相手側2
※スカンジナビアは、デンマーク、スウェーデン、ノルウェーの三か国のいずれか。

■今回羽田新規就航が発表された国の成田への就航状況(令和元年9月2日現在)
・ロシア:6路線5往復 モスクワJAL1・AFL1、イルクーツクSBI週1、ハバロフスクSBI週3、ノボシビルスクSBI週1、ユジノサハリンスクSHU週2、ウラジオストクAFL1・SBI1(春から増便予定)
・インド:2路線3+週4往復 デリーANA1・JAL1・AIC週4、ムンバイANA1
・トルコ:1路線1往復 イスタンブールTHY1
・フィンランド:1路線3往復 ヘルシンキJAL1・FIN2
・スウェーデン:0 就航無し
・ノルウェー:0 就航無し
・デンマーク:1路線1往復 コペンハーゲンSAS1
・イタリア:2路線2往復 ローマAZA1・ミラノAZA1
・オーストラリア:6路線6+週4往復 シドニーJAL1、ケアンズJST週6、ブリスベンQFA1、ゴールドコーストJST週5、メルボルンJAL1・QFA1、パースANA1

羽田空港国際線発着枠の配分について(国交省サイト)
http://www.mlit.go.jp/report/press/kouku04_hh_000196.html
posted by johokotu at 19:00| 東京 ☀| Comment(0) | 東京国際空港(羽田空港) | 更新情報をチェックする
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