祝・南洋群島-日本路線復活!
さあ、日本の航空会社でサイパンへ!
さあ、日本の航空会社でサイパンへ!
スカイマーク(SKY)は29日、成田国際(成田)-北マリアナ・サイパン線に就航しました。これにより、日本を発着する南洋群島路線の定期便が一年半ぶりに復活しました。
今回定期便が就航したのは、成田と北マリアナのサイパンを結ぶ路線です。
サイパン島は、1919年から26年間日本が委任統治していた南洋群島を構成していた島です。日本にゆかりの深い島で、今も日本ととても深い関係を持ちますが、昨年5月にデルタ航空が運休してから、日本からの直行便が消滅していました。SKYの就航で、南洋群島と日本本土を結ぶ直行便が一年半ぶりに復活することになります。
路線再開を果たしたSKYは日本の航空会社。日本の航空会社によるサイパン線定期便は、ジャンボ機も飛ばした日本航空が2005年10月に運休してから実に14年ぶりになります。
日本と南洋群島を結ぶ路線の歴史は、日本の航空史のなかでも古く、1941年には横浜からサイパンやパラオへ飛行艇が就航しています。1945年の敗戦で米国管理下に移り、日本からの直行便は一時消滅していましたが、数十年を経て民間輸送が復活。長年にわたり、日本との架け橋になってきました。
南洋群島には、戦前から非常に多くの日本人が関わっています。それだけに、南洋群島への直行便再開は、単なる国際線の一路線が再開になった以上の出来事です。日本の航空会社で復活したというのが非常にうれしい出来事です。このような大切な島への直行便が韓国などの第三国からしかないというのは、なんとも情けないですし、、、。
SKYでは同じ南洋群島のパラオ線就航も目指していることが報じられています。今や再生の象徴となった航空会社が、古くからの繋がりを再生させる動きに注目です。
※南洋群島という呼び方は敢えて使っています。詳細は、昨年南洋群島路線が全廃となった際の記事をご参考ください。
■(過去配信記事)□南洋群島 ついに日本路線全滅、訪問は第三国経由へ
http://johokotu.seesaa.net/article/459257770.html