■新石垣空港(南ぬ島石垣空港) 旧空港のヘリポートが運用停止
石垣市は6日、旧石垣空港跡地にある場外離着陸場(真栄里ヘリポート)の運用を停止しました。
運用停止は、石垣市真栄里・大浜地区(平得)にある旧石垣空港跡地で進めている石垣市役所新庁舎建設工事に伴うもの。同場外離着陸場で行われていたヘリコプターの離着陸は、今後、新石垣空港(南ぬ島石垣空港)を活用することになります。
これにより、旧空港跡地の民間人が利用できる航空関連施設がついに消滅。一方で、新空港の施設がさらに有効活用されることになります。
真栄里ヘリポートは、平成26年4月に元々急患搬送用として開設されています。非公共用ヘリポートにも分類されない単なる場外離着陸場ですが、空港移転後も旧空港跡地には暫定ヘリポートを開設、その後真栄里ヘリポートに引き継がれており、これまで、旧空港エリアでのヘリコプターによる緊急輸送拠点は途切れていませんでした。
さらに、旧空港跡地には、平成30年10月に県立八重山病院が移転してきたばかり。真栄里ヘリポートは、八重山群島などの患者のヘリコプターでの搬送の拠点になってきました。新空港を使用した場合、ヘリ到着から病院まで、これまで目と鼻の先だたものが、15分程度かかることになります。
それだけに今回の運用停止は、八重山地域で大きな波紋を広げています。特に患者の命に関わる話であり、大きな問題として捉えられているようです。
県立八重山病院は沖縄県の災害拠点病院に指定されていますが、近隣地でのヘリポート確保が指定の条件にもなっています。
■きょうから運用停止 伊原間の救急隊対応 真栄里ヘリポート(八重山日報公式サイト)
http://www.yaeyama-nippo.co.jp/archives/9973
■来月6日以降、使用できず 新庁舎建設工事本格化で(八重山毎日新聞公式サイト)
http://www.y-mainichi.co.jp/news/35915/
■真栄里ヘリポート継続使用を 竹富町の4団体が町に要請(八重山毎日新聞公式サイト)
http://www.y-mainichi.co.jp/news/35557/
2019年12月07日
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