関西国際空港(関空)の運営を受託している関西エアポートは12日、関空の第1ターミナルをリノベーションすると発表しました。2千5百万人程度のキャパシティを4千万人程度まで拡大します。
今回のリノベーションは、3千万人に近くなっている利用者数の急激な増加や、国内線と国際線の比率などで計画と実態にギャップが生じていることが背景にあり、第1ターミナルの大幅な再設計を行うとしています。
基本コンセプトは、「国際線キャパシティー拡大」「エアサイドエリアの充実」「旅客体験の向上」の三点。
中央に配置している国内線を南側のランド側に移し、中央部含めてエプロン側は全面を国際線化します。3階部分の一般エリア店舗を廃止し、出国審査場・入国審査場を大幅拡大。国内線は出発検査場を2階中央2か所から南側1か所に移設するなど、大規模な配置換えも計画されています。
今年から設計に入り、2020年末ごろには着工。一番早い新国内線エリアは2022年までに供用し、2025年の大阪関西万博までには全てのリニューアルを完了する計画としています。
■関西国際空港 T1 リノベーション(関西エアポート公式サイト)
http://www.kansai-airports.co.jp/news/2019/2778/J_191212_PressRelease_T1renovation.pdf
ラベル:関空