□新型肺炎 日本は感染拡大防止に失敗した感染蔓延国、七か国が日本経由の入国を制限
外務省は25日、新型コロナウイルスによる肺炎の影響で、日本からの渡航者・日本人に対する関する各国・地域の入国制限措置及び入国後の行動制限について24日現在で外務省が把握している状況を発表しました。
外務省の把握している状況によりますと、新型コロナウイルスによる肺炎の影響で、入国制限が行われている国・地域が7か所、入国後の観察措置が行われている国・地域が3か所、入国時の医療検査措置が行われている国・地域が2か所あるとしています。
このうち、入国制限が行われているのは、ミクロネシア、サモア、キリバス、ツバル、ソロモン諸島、コモロ、イスラエルの7か所。いずれも日本を出てから非感染地域で数日経てからでないと入国できない制限となっています。
入国後の観察措置が行われている国・地域はイスラエル、カザフスタン、インド・ケララ州の3か所。いずれも、現地居住者や当該国民であっても、日本を経由した場合、入国後の一定期間は自宅待機を義務付けています。
入国時の医療検査措置が行われている国・地域は、トルクメニスタンとキルギスです。
今回制限が明らかになった11か所のうち、日本から直行便があるのは、カザフスタンのみ。SCAT航空が成田国際-ヌルスルタン線を週2往復しています。
また、イスラエルについては、3月12日からエルアル イスラエル航空が成田-テルアビブ線週3往復を就航する予定です。
該当国に行く場合、たとえ直行便が飛んでいても、現地にて入国制限を受けたり、そもそも成田から飛行機に乗れなかったりする可能性があるため、充分な確認をお勧めします。
今回明らかになった11か国・地域は日本経由の入国に制限が出てきた場所ですが、最初の感染国である中国などいくつかの国・地域はもっと多くの国・地域から入国制限を受けています。逆に、感染が発生していても入国制限を受けていない国・地域もあります。
つまり、これらの入国制限を受けたということは、それぞれの国から、感染拡大防止に失敗した感染蔓延国として認知されたに等しく、それを見た他国が追随し、影響が拡がることが懸念されます。
■各国における新型コロナウイルス感染症に係る入国制限措置と入国後の行動制限措置に関する状況(外務省公式サイト)
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
2020年02月25日
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