□新型肺炎 ウイルス汚染国日本からの渡航者入国を禁止する国・地域が世界の一割20か所超える
外務省は3日、新型コロナウイルスによる肺炎の影響で、日本からの渡航者・日本人に対する関する各国・地域の入国制限措置及び入国後の行動制限について3日現在で外務省が把握している状況を発表しました。日本からの入国を禁止する国・地域が20か所を超えました。
外務省の把握している状況によりますと、新型コロナウイルスによる肺炎の影響で、入国制限が行われている国・地域が22か所、入国後に行動制限措置がとられている国・地域が42か所あるとしています。
外務省ではほぼ毎日情報を更新しており、日々、入国制限を行う国・地域が増えています。外務省が発表している世界の国数は196か国ですので、ついに世界の一割以上の地域から締め出されることになりました。
先月29日以降に入国制限が新たに行われたのがインド、ネパール、クック諸島、バヌアツ、仏領ポリネシア、キルギス、トルクメニスタン、ジブラルタル。多くの国は14日以内に日本に滞在した外国人の入国禁止となっています。ヨーロッパ大陸からもついに入国拒否されることになりました。
日本から直行便がある国では、入国制限国・地域としてインド、ネパール、仏領ポリネシア、モンゴルが該当。モンゴルは既に直行便を運休済みです。インドは日本航空やANAも直行便を飛ばしており、今月29日以降東京国際空港発着の国際線大増便にも影響が出てくる可能性が非常に高くなりました。
また、イスラエルは今月就航予定だった直行便の就航延期が決まっています。
入国後の行動制限措置が行われている国・地域では、カザフスタン、タイ、台湾、中国、仏領ポリネシア、ベトナム、香港、ミャンマー、カナダ、ロシア、トルコは日本からの直行便があり、利用する際には、十分な確認が必要になりそうです。
このうち、ロシア・サハリン州は、北海道の緊急事態宣言を受けて、1日の時点で新千歳発ユジノサハリンスク行はロシア人以外の搭乗が拒否されており、5日以降、航空便自体の制限が出る可能性が高くなっています。
これらの入国制限は、各国が、日本は感染拡大防止に失敗した感染蔓延国であると認知したと言っているに等しい状況です。多くの国が対応を追随し、影響は世界に拡がっています。最初の発生国である中国は仕方がないにしても、韓国も似たような状況で、世界から見ると、極東は、公衆衛生が最悪の、検疫三流国のバイ菌国家の集まりというイメージになってきたということになります。
地方自治体に対応を丸投げ出来る全国学校閉鎖をして国民の義務はすぐに制限できても、国の責任になる、汚染国からの入国禁止・検疫強化は中途半端なまま。国民が外に出ることを自粛させるなか、外国人の権利優先でウイルスの輸入は続き、ついに世界から拒否られる事態に発展しています。
感染蔓延国からの入国制限をかけようがかけまいが、結局ウイルスは国内に蔓延するはずから、特に強い制限はしないという方針なのでしょうか、、、。
今回の内容は3日現在の状況。日々制限する国が増加していますので、海外へ渡航・居住・滞在している場合には、最新状況を確認することが重要となります。
■新型コロナウイルス (日本からの渡航者・日本人に対する 各国・地域の入国制限措置及び入国・入域後の行動制限)(外務省公式サイト)
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
■在ユジノサハリンスク日本国総領事館公式サイト
https://www.sakhalin.ru.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
2020年03月04日
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