□常磐線が明日全線復旧へ 9年ぶりに全線再開、東京から宮城へ直通
東日本旅客鉄道(JR東日本)は、東日本大震災の影響で9年間運休が続いている常磐線について、明日14日、最後の運休区間である富岡-浪江間を復旧します。これにより、首都圏と東北地方を結ぶ大動脈が全て再開することになります。
常磐線は東日本大震災の影響で全区間運休後、これまでに上野-富岡間と浪江-仙台間が復旧済みです。
14日に最後の運休区間である富岡-浪江間を再開し、これにより首都圏-仙台間が海側ルートで接続します。全線再開に合わせて、品川-仙台間に特急ひたちも設定されます。
常磐線は仙台まで直通しており、仙台空港の最寄JR路線でもあります。
仙台側の一般電車の運行は原ノ町で折り返しとなり、名取駅には特急も止まらないため、仙台空港からの場合、再開区間へは一般電車だと2度乗り換えが必要ですが、周辺鉄道が9年経て待望の全線再開となります。
首都圏-仙台間は、東北新幹線のほか、航空便は成田国際-仙台線がありますが、新しい競合ルートが加わることになります。
首都圏-仙台間の鉄道網は、東北本線は2011年4月21日、東北新幹線は2011年4月29日に全線復旧していますが、常磐線は、福島第一原発の影響で再開が遅れていました。
そんな感じでしょうか。
震災2か月前に常磐線で仙台空港を訪問した際に、山下駅(旧位置)に寄っていました。震災直後の記事「地震から1週間(http://johokotu.seesaa.net/article/191460689.html)」で取り上げています。
■仙台空港周辺のアクセス鉄道便・バス便(14日以降予定)
※公式な情報は、公式サイトで各自ご確認ください。
<JR東日本 近隣路線>
・常磐線:富岡-浪江間 14日運転再開で通常運行再開
・そのほか路線:通常運行済み
<バス便>
・空港発着バス路線:通常運行済み
今回の再開で仙台空港周辺の鉄道便が全て再開となります。9年越しとなりますが、今回をもって東日本大震災の影響による周辺交通情報の配信は終了します。
■常磐線(富岡駅〜浪江駅間)の運転再開について(JR東日本公式サイト)
https://www.jreast.co.jp/press/2019/20200117_ho01.pdf
2020年03月13日
この記事へのコメント
コメントを書く