外務省は16日、新型コロナウイルスによる肺炎の影響で、日本からの渡航者・日本人に対する関する各国・地域の入国制限措置及び入国後の行動制限について16日6時現在で外務省が把握している状況を発表しました。日本からの入国・入域制限が行われている国・地域が世界の4分の1の国数に当たる50か所を超えました。
外務省の把握している状況によりますと、新型コロナウイルスによる肺炎の影響で、日本からの入国・入域制限が行われている国・地域が56か所、入国後に行動制限措置がとられている国・地域が84か所あるとしています。
外務省ではほぼ毎日情報を更新しており、日々、入国制限を行う国・地域が増えています。国以外の地域も含まれますが、外務省が発表している世界の国数は196か国ですので、世界の4分の1以上の地域から締め出されることになりました。
日本から直行便(同一便名の経由便含む)がある国では、入国制限国・地域としてインド、韓国、スリランカ、中国、ネパール、仏領ポリネシア、マレーシア、モンゴル、アラブ首長国連邦、デンマーク、ポーランドが該当。韓国と中国はすでに到着空港が成田国際と関西国際に限定されています。デンマーク、ポーランドと欧州の直行便開設国も入国制限が始まり、さっそく16日からポーランドのLOTポーランド航空が成田国際-ワルシャワ線の長期欠航を始めています。
入国後の行動制限措置が行われている国・地域では、エチオピア、タイ、台湾、中国、トルコ、ネパール、ブルネイ、ベトナム、香港、マカオ、南アフリカ、ミャンマー、ロシア、オーストラリア、シンガポール、ニュージーランドは日本からの直行便(同一便名の経由便含む)があり、利用する際には、十分な確認が必要になりそうです。
日本は感染拡大防止に失敗した感染蔓延国であると認知する国がどんどん増えています。
今回の内容は16日現在の状況。日々制限する国が増加していますので、海外へ渡航・居住・滞在している場合には、最新状況を確認することが重要となります。
■新型コロナウイルス (日本からの渡航者・日本人に対する 各国・地域の入国制限措置及び入国・入域後の行動制限)(外務省公式サイト)
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
ラベル:感染症