□新型肺炎 欧州からの入国拒否を拡大
19日0時、新型コロナウイルスによる肺炎の影響で、感染の中心が移ってきた欧州からの入国拒否が拡大されました。
法務省は、19日0時から、日本への入国を拒否する外国人として、上陸の申請日前14日以内にイタリア共和国のヴァッレ・ダオスタ州、レンティーノ=アルト・アディジェ州、フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州、リグーリア州、スイス連邦のティチーノ州、バーゼル=シュタット準州、スペイン王国のナバラ州、バスク州、マドリード州、ラ・リオハ州、アイスランド共和国の全ての地域のいずれかに滞在歴がある外国人を新たに指定し、入国規制を強化しました。
新型コロナウイルスの感染症拡大による入国拒否は、中国、韓国、イラン、イタリア、サンマリノに次いでの指定になります。イタリアは、一部の州からの入国を既に拒否していますが、範囲が拡大。感染流入対策を強化したことになります。
当該地域ではここ数日で新型コロナウイルス感染症の罹患者が急増。外務省も、感染症危険情報について、「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」に引き上げています。
今回新たに指定された地域では、欧州では初めて日本からの直行便が飛んでいる首都(マドリード)が含まれています(欧州で直行便が飛んでいる地域は既にミラノが指定済み)。
欧州では、国境封鎖して国外からの流入をシャットアウトしている国が急増しており、今回入国拒否が拡大された地域以外でも航空便の長期欠航が拡大しています。日本への直行便も、アリタリア航空、LOTポーランド航空で既に全便欠航する路線が発生し、オーストリア航空が路線新設を中止。フィンエアーも全便欠航路線が生じることを発表しています。
■新型コロナウイルス感染症の拡大防止に係る上陸拒否について(法務省公式サイト)
http://www.moj.go.jp/content/001316538.pdf
2020年03月19日
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