外務省は19日、新型コロナウイルスによる肺炎の影響で、日本からの渡航者・日本人に対する関する各国・地域の入国制限措置及び入国後の行動制限について19日6時現在で外務省が把握している状況を発表しました。日本からの入国・入域制限が行われている国・地域が急増、ついに100か所を超えました。
外務省の把握している状況によりますと、新型コロナウイルスによる肺炎の影響で、日本からの入国・入域制限が行われている国・地域が112か所と急増。入国後に行動制限措置がとられている国・地域が88か所あるとしています。
外務省ではほぼ毎日情報を更新しており、日々、入国制限を行う国・地域が増えています。国以外の地域も含まれますが、外務省が発表している世界の国数は196か国ですので、世界の半数の地域から締め出されることになりました。
欧州で国境閉鎖が急増したことで入国制限する地域が増えたほか、これまで行き来できてきたアジア各国の入国制限も一気に増加しています。
日本から直行便(同一便名の経由便含む)がある国では、入国制限国・地域としてアラブ首長国連邦、インド、韓国、スリランカ、中国、デンマーク、ネパール、ポーランド、マレーシア、モンゴル、インドネシア、エジプト、カザフスタン、カタール、カナダ、スイス、スペイン、台湾、ドイツ、パキスタン、ベトナム、ロシアが該当。新たに制限した国は軒並み航空便の取りやめが発生しています。
また、入国後の行動制限措置が行われている国・地域では、エチオピア、オーストラリア、シンガポール、タイ、台湾、中国、トルコ、ニュージーランド、ネパール、ブルネイ、ベトナム、香港、マカオ、南アフリカ、ミャンマー、ロシア、アラブ首長国連邦、英国、ニューカレドニア、フィリピン、仏領ポリネシア、米国・グアム、ポーランドは日本からの直行便(同一便名の経由便含む)があり、利用する際には、十分な確認が必要になりそうです。
日本は感染拡大防止に失敗した感染蔓延国であると認知する国も増えていますが、世界的感染になり、鎖国状態にする国が増え始めてきました。
今回の内容は19日現在の状況。日々制限する国が増加していますので、海外へ渡航・居住・滞在している場合には、最新状況を確認することが重要となります。
■新型コロナウイルス (日本からの渡航者・日本人に対する 各国・地域の入国制限措置及び入国・入域後の行動制限)(外務省公式サイト)
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
ラベル:感染症