27日0時、新型コロナウイルスによる感染症のパンデミックの影響で、欧州からの入国拒否が拡大。ほぼ欧州全域からの入国拒否が始まりました。
法務省は、27日0時から、日本への入国を拒否する外国人として、上陸の申請日前14日以内にアイスランド共和国、アイルランド、アンドラ公国、イタリア共和国、イラン・イスラム共和国、エストニア共和国、オーストリア共和国、オランダ王国、サンマリノ共和国、スイス連邦、スウェーデン王国、スペイン王国、スロベニア共和国、デンマーク王国、ドイツ連邦共和国、ノルウェー王国、バチカン、フランス共和国、ベルギー王国、ポルトガル共和国、マルタ共和国、モナコ公国、リヒテンシュタイン公国、ルクセンブルク大公国のそれぞれ全ての地域のいずれかに滞在歴がある外国人を新たに指定し、入国規制を強化しました。
イタリア共和国、イラン・イスラム共和国、スイス連邦、スペイン王国は指定範囲が全土に拡大しています。
新型コロナウイルス感染症のパンデミックによる入国拒否は、ついに欧州の広範囲からにも拡がりました。
EU加盟国とシェンゲン協定が適用される国で感染が拡大しており、当該国で感染が拡大していなくても、シェンゲン協定適用国が広範囲に拒否されています。
当該地域ではここ数週間で新型コロナウイルス感染症の罹患者が急増。外務省も、感染症危険情報について、「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」に引き上げています。
今回新たに指定された地域では、イタリア、オーストリア、オランダ、スイス、スペイン、デンマーク、ドイツ、フランス、ベルギーから日本への直行便が飛んでいます。既に多くの便が長期欠航しており、今後も影響が拡大する可能性があります。
なお、入国拒否の適用は外国人に対してですが、日本人も、これらの国から到着した際には検査や自宅待機等が要請されている場合がありますので注意が必要です。
■新型コロナウイルス感染症に関する情報はこちらに掲載しています。(法務省公式サイト)
http://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/20200131comment.html
ラベル:感染症