3日0時から、新型コロナウイルスによる感染症のパンデミックの影響で、入国拒否地域が世界各地からに拡大されます。南北アメリカやアフリカの一部の国々も新たに対象となります。
法務省は、3日0時から、日本への入国を拒否する外国人の範囲を大幅に拡大、入国規制を大幅に強化します。
「上陸の申請日前14日以内に以下の国・地域における滞在歴がある外国人」に当たる国・地域は、24か国と2か国(中国・韓国)の特定地域からだったものが、3日に地域が大幅に拡大。アジア10か国(インドネシア、シンガポール、タイ、韓国、台湾、中国・香港・マカオ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア)、大洋州2か国(オーストラリア、ニュージーランド)、北米2か国(カナダ、米国)、中南米6か国(エクアドル、チリ、ドミニカ国、パナマ、ブラジル、ボリビア)、欧州44か国(アイスランド、アイルランド、アルバニア、アルメニア、アンドラ、イタリア、英国、エストニア、オーストリア、オランダ、北マケドニア、キプロス、ギリシャ、クロアチア、コソボ、サンマリノ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、セルビア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、バチカン、ハンガリー、フィンランド、フランス、ブルガリア、ベルギー、ポーランド、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ポルトガル、マルタ、モナコ、モルドバ、モンテネグロ、ラトビア、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルーマニア、ルクセンブルク)、中東4か国(イスラエル、イラン、トルコ、バーレーン)、アフリカ5か国(エジプト、コートジボワール、コンゴ民主共和国、モーリシャス、モロッコ)の合計73か国・地域からに変更されました。
これまで指定されている国・地域がなかった南北アメリカやアフリカの一部の国々、中国・韓国以外のアジア諸国も新たに対象となります。
新たに加わった国は、外務省が先月31日に感染症危険情報レベルをレベル3(渡航は止めてください。(渡航中止勧告))に引き上げた国・地域です。
今回新たに指定された地域では、インドネシア、シンガポール、タイ、台湾、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、米国、英国、フィンランド、ポーランド、トルコ、エジプトから日本への直行便が飛んでいます。既に多くの便が長期欠航していますが、何とか運航を残している国も多く、長期欠航路線が急拡大する可能性があります。
なお、入国拒否の適用は外国人に対してですが、日本人も、これらの国から到着した際には検査や自宅待機等が要請されている場合がありますので注意が必要です。
■新型コロナウイルス感染症に関する情報はこちらに掲載しています。(法務省公式サイト)
http://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/20200131comment.html
ラベル:感染症