□いま、わたしたちにできること 〜止めよう!空港野宿 感染防止し、客激減のホテルに泊まろう!〜
新型コロナウイルス感染症のパンデミックの影響で、東京都や大阪府が2週連続で週末の不要不急の外出や夜間外出自粛の要請をしています。そこで、日本空港情報館ブログでは、都や府の要請に賛同し、空港野宿の自粛を、広く呼びかけることにしました。
空港野宿は、空港ロビーのベンチや床などで夜を明かすこと。不要不急の外出や夜間外出の双方に合致してしまう行為です。
空港野宿は、ホテルなどでの個室宿泊と違い、不特定多数と接すると同時に、同じ場所に長時間滞在するため、野宿客自身が感染していて周りにウイルスを撒き散らす可能性がありますし、野宿客が他の人からウイルスを媒介する可能性も高く、非常に危険です。
特に、成田国際空港(成田空港)、東京国際空港(羽田空港)では、感染が急拡大している欧米からの便が残り、多くの人が帰国してきています。3月下旬以降、感染陽性者のうち4分の1は海外からの帰国・入国者と発表されており、空港は、いま日本で、病院と並んで最も感染リスクの高いホットスポットになっています。そんなところで野宿するなど、飛んで火に入る夏の虫状態です。
ホテルのベッドなどでぐっすり眠るのではなく、煌々と照明のついたベンチで寝ることで寝不足に陥る危険も。抵抗力の低下による感染リスク増大にもつながります。
野宿のできる24時間開館空港は、成田、羽田、中部国際空港(中部空港)、関西国際空港(関空)の4空港あります(新千歳と北九州が深夜早朝便があり24時間開館とされていますが、開いているのは一部の施設のみで、ターミナルロビー部分は夜間閉鎖されています)。
成田は、そもそも深夜早朝は発着が禁じられている空港。羽田は、24時間開館している国際線(第2の一部と第3)は深夜早朝の発着がなくなっています(3日は出発便の出発時間帯は08:50-22:30、到着便の到着時間帯が05:05-20:00)。中部は、元々深夜早朝の発着はなく、国際線が全休中。関空も早朝発深夜着は元々設定がありません。
航空便の運航状況からは、航空利用の際に空港野宿する必要性も大幅に減っています。
そして、今、国内のホテルは、利用者が激減し、壊滅的な状態です。空港周辺にはたくさんのホテルがあります。夜を明かすのが目的なら、ぜひホテルに滞在して、ホテル運営の応援にも結びつけませんか。
今は感染爆発を防ぐための耐え時。ウイルス感染を拡げる可能性が高い空港野宿を止めませんか。
■都民の皆様へ 夜間の外出自粛のお願い (1分版)(東京都公式サイト)
https://tokyodouga.jp/8CqEL3ga7_Y.html
■知事からのメッセージ(新型コロナウイルス感染症について)(大阪府公式サイト)
http://www.pref.osaka.lg.jp/iryo/osakakansensho/corona_message.html
2020年04月04日
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