2020年04月11日

羽田_従業員感染9人に拡大

■東京国際空港(羽田空港) 従業員の新型コロナウイルス感染が9人に拡大

東京国際空港(羽田空港)の第1ターミナルと第2ターミナルを運営する日本空港ビルデング(日空ビル)は10日までに、同社グループの従業員9人が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に感染したと発表しました。

日空ビルグループでは、従業員が1日に1人、2日に1人、3日に1人、6日に1人、7日に2人、8日に2人、9日に1人と次々に感染が判明。2日以降3度にわたり情報を発出しており、合計9人が感染したとしています。
いずれの従業員も、勤務地は国際線の発着がない第1ターミナル。いずれも旅客と直接的に接する業務ではない事務職員で、1か月以内の海外渡航歴はないとしています。1人は濃厚接触者であることが明らかにされており、二次感染も起こっているものとみられます。

最初の感染者が3月20日に発熱を確認したとしており、半数は3月末までに症状が出ています。
羽田空港では、今回従業員の感染者が出た第1以外の2つのターミナル(第2・第3)で国際線の運航が続いており、3日〜9日に入国者のなかから19人もの感染者が出ています。海外からの入国者に対して全員検査が始まったのは今月3日0時で、それまではほぼスルー入国と、感染リスクが非常に高い状況でした。

厚生労働省では、小規模患者クラスターを「感染経路が追えている数人から数十人規模の患者の集団」と定義しており、全国クラスターマップも「同一の場において、5人以上の感染者の接触歴等が明らかとなっていることを目安」としていることから、クラスター的な状況になってきています。

航空・空港業界では、パイロットや客室乗務員、店舗従業員などで感染者が複数人判明していますが、いずれも単発的な発生です。集団感染は日本貨物航空で3月下旬に合計7人の感染が確認されていますが、同一の空港で海外渡航歴のない人に5人以上の感染者が出たのは初めてとなります。

4月2日:羽田空港従業員における新型コロナウイルスの感染者の発生について(日空ビル公式サイト)
https://tokyo-haneda.com/site_resource/information/pdf/000006899.pdf
4月7日:羽田空港従業員における新型コロナウイルスの感染者の発生について【第2報】(日空ビル公式サイト)
https://tokyo-haneda.com/site_resource/information/pdf/000007176.pdf
4月10日:羽田空港従業員における新型コロナウイルスの感染者の発生について【第3報】(日空ビル公式サイト)
https://tokyo-haneda.com/site_resource/information/pdf/000007191.pdf
ラベル:羽田 感染症
posted by johokotu at 01:00| 東京 ☀| Comment(0) | 東京国際空港(羽田空港) | 更新情報をチェックする
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