2020年04月12日

緊急事態_ついに来島中止も

□緊急事態宣言 ついに来島中止要請も、航空利用も制限へ

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックから11日で1か月。いまだに外出・来島が減らない現状に、ついに来島中止要請を行う離島が出てきました。

日本にある有人離島は418島。そのすべてが医療体制がぜい弱で、ほとんどの島ではCOVID-19のPCR検査すらできない島々です。万一、島の中でCOVID-19を発症した場合は何も対処できず、島全体がクラスターになる危険性が高くなっています。
このため、パンデミック以降、多くの島が来島自粛を要請しており、7都府県に緊急事態宣言が出た今月上旬以降はその動きが加速しています。

空港がある島は36か所あり、航空便で気軽に行ける場所も多いですが、ほとんどの島で来島自粛が要請されています。

このうち、多良間空港がある沖縄県多良間村は10日、要請のレベルを上げ、来島中止の強い要請を始めました。
同村では、3日に観光客等への来島自粛要請。8日には、島外在住の島出身者に対しても来島自粛を要請し、どうしても来島する場合には、検温・体調チェック、島の人との交流禁止、家族等の同一行動禁止を要請しています。それでも来島者が後を絶たなかったとみられ、非常に強い要請に切り替えました。

空港ではありませんが、三島村薩摩硫黄島飛行場がある鹿児島県三島村では、過去2週間以内に鹿児島県外に滞在した人などの入島を制限。鹿児島空港とを結ぶ定期的運航便を運航する新日本航空では、村に対して事前に入島の可否を問い合わせるよう求めるほどになっています。

離島では、ウイルスを持ち込まれるとすぐに全島民の死活問題となるため、危機感はとにかく高い状況です。
対策も先行しています。先月7日には、東京諸島の各空港への路線がある調布飛行場で搭乗者への検温を開始。沖縄県の空港ではサーモグラフィー設置が始まっており、9日に那覇空港、10日に宮古空港、新石垣空港で到着客に対する検温が行われています。

多良間村公式サイト
http://www.vill.tarama.okinawa.jp/
新型コロナウイルス感染症に関する調布飛行場及び竹芝客船ターミナルでの対応について(第73報)(東京都公式サイト)
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/03/06/21.html
新日本航空公式サイト
https://newj.co.jp/
posted by johokotu at 18:00| 東京 ☁| Comment(0) | ◇COVID-19関連 | 更新情報をチェックする
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