■東京国際空港(羽田空港) 国内線2ターミナルの施設を半減化
東京国際空港(羽田空港)の第1ターミナルと第2ターミナルを運用する日本空港ビルデングは17日、第1ターミナルと第2ターミナルの一部の出発保安検査場を閉鎖しました。これに合わせて、日本航空(JAL)グループは、第1ターミナル南北で展開してきた出発チェックインカウンタを南ウイングに統合しています。
第1ターミナルでは北側にある出発保安検査場EとF、第2ターミナルでは、南側にある出発保安検査場Cを新規に閉鎖しています(第2の出発保安検査場Dは3月17日から閉鎖済み)。これに合わせ、JALグループは、第1北側の出発チェックインカウンタやラウンジの使用を停止、チェックインを南ウイングに統合しました。
JALは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックに伴う措置であることを明らかにしています。
今回の措置で、出発のチェックインロビーは実質半減することになりますが、閉鎖されるのは一部の保安検査場程度で、搭乗待合室や到着便は、JALグループは第1北側、ANAは第2南側の使用を継続しています。
第1は、スカイマークが北側の使用のままであるため、JALの出発チェックイン機能のみが南に統合されたのみとなっています。
一方、第2は、搭乗待合室は南側の全域を使用しているわけではない模様で、66番より先の南ピアエリアの発着は本日はない状況です。第2は、40番台の別棟サテライトでの発着も見られず、北側を中心とした使用にシフトしています。
国土交通省では、不要不急の移動自粛とともに、特に発熱などの症状がある利用者の航空便利用自粛を要請しており、羽田空港の国内線では、17日から、出発保安検査場での検温も始まりました。今回出発保安検査場を絞ることでその対応を容易にする狙いもあるものとみられます。
国内線搭乗に伴う検温は、3月から調布で出発時に実施されているほか、到着時には新千歳や鹿児島県・沖縄県の複数空港ですでに実施されています。
■第1・第2ターミナルの保安検査場、案内所、トイレおよび喫煙所の一部閉鎖のお知らせ(羽田空港旅客ターミナル公式サイト)
https://tokyo-haneda.com/information/2020/detail_00160.html
■新型コロナウイルス肺炎の発生に関する対応について(2020年4月17日更新)(JAL公式サイト)
https://www.jal.co.jp/jp/ja/info/2020/inter/200124/index.html
■羽田空港でサーモグラフィーによる体温確認を開始します(国土交通省公式サイト)
http://www.mlit.go.jp/report/press/kouku05_hh_000156.html
2020年04月17日
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