新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、5月1日〜5月6日の期間、島外からの波照間空港への行き来が町民以外実質不可能になることになりました。
波照間空港がある竹富町は28日、5月1日〜5月6日に同町の離島間を行き来する船舶便の定期便全便を就航停止することを発表しました。同期間は、町民用の臨時チャーター便を運航する予定で、町民と竹富町内で就業する人、介護等で乗船する必要がある人のみは、離島間の行き来が確保されます。
波照間空港には航空定期便は就航しておらず、今回の措置により、同期間は、島民以外が島外から波照間空港へ行き来することが実質的に不可能になることになりました。
※チャーター便などでの利用はできるので、完全に行けなくなるわけではありません。
沖縄をはじめとした離島は医療体制が脆弱で、COVID-19パンデミック以降、来島自粛を強く要請されているところばかりです。しかし、公共交通機関での行き来まで制限するところはほとんどありませんでした。
航空定期便も大規模な欠航が生じているものの、利用制限などは生じていません。航空便が飛んでいない空港も、船舶やバスなど他の交通機関を利用すればどの空港も訪問が可能で、波照間空港は、日本で初めて実質的に行き来が制限される空港になります。
29日現在のCOVID-19感染者は、石垣市では4人が確認されていますが、竹富町では未発生。東京国際空港のある東京都大田区は140人(26日時点)、大阪国際空港のある豊中市で58人(27日時点)などとなっていますが、いまだに公共交通機関が稼働中。島の危機感が感じられる措置となっています。
■ゴールデンウイーク期間内における船舶運航に係るご案内(竹富町公式サイト)
https://www.town.taketomi.lg.jp/topics/1588074748/
ラベル:波照間空港