2020年05月03日

年度利用者減少傾向

□年度利用者数発表、利用は減少傾向

国土交通省は4月30日、各空港の利用概況集計表(速報値)を発表しました。平成31年度(令和元年度)の各空港の利用者数が出揃いました。前年度含めて利用があった88空港の合計利用者数は、309,152,002人で、前年度より14,345,934人・4.43%減少しています。

最も利用が多かったのは東京国際(羽田)で79,287,411人、最も利用が少なったのは小値賀で5人。礼文、千歳、佐渡、福井、八尾、大分県央、上五島、伊江島、波照間の9空港は引き続き利用がありませんでした。
利用者数10位までの空港は前年度と変わらず、14位だった神戸が11位に上昇しています。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響で1月末から国際線、3月から国内線の欠航が相次いでおり、今回の結果は、その影響が色濃く出た結果になっています。

利用のあった88空港のうち、前年度よりも利用者数が減ったのは62空港もあります。
利用者数の減少幅が大きかったのは、羽田(6,404,996人減)、福岡(1,810,013人減)、成田国際(成田)(1,630,402人減)、那覇(939,457人減)、新千歳(818,250人減)で、COVID-19の影響がそのまま出ています。
利用率の減少幅が大きかったのは、岡南(50.00%減)、天草(28.66%減)、屋久島(16.12%減)、北九州(10.79%減)、佐賀(8.62%減)でした。

逆に利用者数の増加幅が大きかったのは、中部国際(245,028人増)、下地島(125,377人増)、仙台(105,373人増)、神戸(102,208人増)、高知(29,209人増)で、新規就航のあった空港の増加が目立ちました。
利用率の増加幅が大きかったのは、小値賀(皆増)、下地島(16032.86%増)、慶良間(235.48%増)、奥尻(24.11%増)、北大東(23.25%増)となっています。

年間利用者数は、下地島が10万人を突破し、奥尻が1万人、三沢が30万人を回復。一方で、羽田が8千万人、成田が4千万人、鹿児島が600万人、広島と松山が300万人、大分が200万人、山口宇部が100万人、岩国が50万人、鳥取が40万人、調布が10万人、天草が5万人を切っています。

管内空港の利用概況集計表の公開(東京航空局公式サイト)
https://www.cab.mlit.go.jp/tcab/img/000/statistics/20200430_riyougaikyou.pdf
大阪航空局公式サイト
http://ocab.mlit.go.jp/top/
posted by johokotu at 18:00| 東京 ☀| Comment(0) | ◆その他の話題 | 更新情報をチェックする
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