2020年05月09日

欧州_東京は感染高リスク

◇欧州のEASAが東京地域はCOVID-19感染で高リスクと指定

欧州連合航空安全機構(European Union Aviation Safety Agency=EASA)は5日発表7日適用で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染の高リスク地域の空港として、東京地域の空港を指定しました。

EASAは、高リスク地域の空港の一覧を頻繁に更新しており、最新の状況の反映として、7日は11回目の更新。この中で、日本から初めて東京地域の空港を指定しました。
一覧には「All airports in Tokyo region」とされ、具体的な空港名は記載されていません。東京地域には、百里、成田国際(成田)、東京国際(羽田)、調布、大島、新島、神津島、三宅島、八丈島の9空港がありますが、欧州から東京地域への発着は成田と羽田のみのため、この2空港が対象と思われます。

一覧では、欧州内をはじめ、南北アメリカ、アジア、ロシアなどの複数地域の空港が指定されていますが、7日更新では、日本とシンガポール以外に東アジア・東南アジアで指定されている空港はありません。このため、欧州から、日本の東京地域は、今、アジアの中で特に危険であると認定された形になっています。

9日現在、EU地域と東京地域の間は、日本航空、ANA、ルフトハンザ・ドイツ航空、KLMオランダ航空、エールフランス航空により、フランクフルト、パリ、アムステルダムと成田、羽田の間で、便数は少ないですが運航が継続されています。

東京では、4日になってやっと非常事態宣言が5月末まで延長されています。EASAの指定は5日発表ですので、欧州からは、日本が想定しているより、日本が非常に危険で、終息はまだまだ先だと考えられている、ということが示されたことになります。

EASA updated list of airports located in affected areas with high risk of transmission of the COVID-19 infection - issue 11(EASA公式サイト)(英語)
https://www.easa.europa.eu/newsroom-and-events/news/easa-updated-list-airports-located-affected-areas-high-risk-transmission-3
posted by johokotu at 20:00| 東京 ☁| Comment(0) | ◇COVID-19関連 | 更新情報をチェックする
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