2020年05月14日

羽田_政策5枠6空港決定

■東京国際空港(羽田空港) 政策コンテスト枠5枠に6空港決定

国土交通省(国交省)は14日、東京国際空港(羽田空港)発着枠の政策コンテスト枠(5往復分)について、鳥取線、石見線、山形線、大館能代線に各1往復ずつを配分し、三沢線と下地島線をトライアル運航すると発表しました。

国交省が14日に発表したのは、冬ダイヤから使用可能となる羽田発着枠の政策コンテスト枠(5往復分)。全7空港(三沢、大館能代、山形、鳥取、石見、佐賀、下地島)からあった応募路線の評価を得点化し、上位4路線となった鳥取線、石見線、山形線、大館能代線に各1往復を配分することが決定。5位の三沢線と6位の下地島線は得点差が僅差であったため、両者で1年間のトライアル運航を実施すると発表しました。

トライアル運航は、来年夏ダイヤ〜冬ダイヤの1年間をトライアル運航期間(評価対象期間)として設定。運航後に再度評価を行い、当該1便の最終的な配分先を決定するとしています。今冬ダイヤと2022年夏ダイヤ期間も準備等のための暫定運航を認めるとしていて、実質的に2年間は5枠に対して6路線の運航が継続できることになりました。

獲得得点は、鳥取線が1225点で1位となり、石見線が1192点、山形線が1163点、大館能代線が1033点と続きました。僅差だった5位三沢線は997点、6位下地島線は994点。最下位の佐賀線は918点で唯一落選しました。
上位3位を占めた鳥取、石見、山形は、平成26年に行われた最初のコンテストから継続当選となりました。
一方で、佐賀は平成26年から唯一連続での落選。平成26年以降、ANAが自主増便していて、コンテスト当選路線以上の利用者増加を記録していましたが、またも落選となりました。

鳥取線と石見線、大館能代線はANA、山形線と三沢線は日本航空、下地島線はスカイマークと組んでの応募でした。今回は、6路線とも1往復の増便となり、山形線と石見線は1往復から2往復に、鳥取線は4往復から5往復に増便されることになります。新規に選出された三沢線は3往復から4往復になり、下地島線は1往復が開港以来初就航となる予定です。

5月14日現在、いずれの路線も新型コロナウイルス感染症パンデミックの影響で減便運航となっています。枠が配分される冬ダイヤまでに状況が改善し、増便が行われるのか注目です。

羽田発着枠政策コンテストの評価結果について(国交省公式サイト)
https://www.mlit.go.jp/report/press/kouku04_hh_000216.html
posted by johokotu at 20:00| 東京 ☀| Comment(0) | 東京国際空港(羽田空港) | 更新情報をチェックする
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