■百里飛行場(茨城空港) 新しい愛称を決定、外国向けは Ibaraki International
茨城県知事は5日、百里飛行場の新しい愛称について、国内向け(日本語)は「茨城空港」、海外向け(英語)は「Ibaraki International Airport」に決定したと発表しました。
国内向け(日本語)は現在の愛称を継続し、海外向け(英語)はInternationalを付け加えたものになりました。
百里飛行場の愛称は、開港前に公募して決定していますが、10周年を迎えたこともあり、新しく付け直すこととしていました。
有識者会議も開催され、特に、海外向けは世界にPRできるものとして、6案の中から「Tokyo Ibaraki International Airport」を提案していました。しかし、県民からの意見は反対が多かったため、最終的に6案の中から「Ibaraki International Airport」を採用したとしています。
中国語の名称は、案では出ていましたが、今回公表されませんでした。
百里飛行場は、開港時は国際線しか就航していなかった空港。春秋航空は「茨城(近东京)」として航空券を販売しているほか、国際線の利用者は東京駅との間のバスでアクセスする人が非常に多く、実際に利用する外国人には東京圏の空港として認知・活用されています。
国内空港が日本人向けに物珍しさをPRするために愛称をつけるところばかりの中で、今回は、外国人利用者やLCC利用者の目線で案が提案されていました。海外ではLCCがよく活用する近隣大都市の名称を使うという、珍しい愛称になるか注目されましたが、結局、いたって普通の、目立たない名称に落ち着きました。
国内空港で正式名称が国際空港(International Airport)なのは成田国際、東京国際、中部国際、大阪国際(伊丹)、関西国際の5つのみ。このうち伊丹は国際線が就航していません。
一方で、正式名称にInternationalがなく、愛称等でInternationalを使うのは最近増えていて、仙台、福岡、佐賀、鹿児島などに広がっています。
今回決定したのは愛称です。空港の正式名称ではありませんので、ご注意ください。
就航先の空港のフライトインフォメーションなどで「百里」と表示しているところは皆無ですが、空港名は茨城空港ではなく「百里飛行場」ですので、念のため。
■新型コロナウイルス感染症に係る知事記者会見(茨城県公式サイト)
https://www.pref.ibaraki.jp/1saigai/2019-ncov/kaiken.html
■茨城空港の愛称について(茨城県公式サイト)
https://www.pref.ibaraki.jp/1saigai/2019-ncov/documents/200605kaiken2.pdf
■新型コロナウイルス感染症等に係る知事記者会見(2020/6/5)の発表内容(茨城県公式サイト)
https://www.pref.ibaraki.jp/somu/hodo/hodo/20200605chiji.html
2020年06月08日
この記事へのコメント
コメントを書く