空港検疫で、偽陰性によるすり抜けとみられる事例が判明しました。
埼玉県が14日、三郷市在住の40歳代男性が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に感染したと発表しましたが、報道により、先月末に入国した外国籍男性と判明しました。
NHKの報道によりますと、男性は、先月末に海外から入国。約一週間後の7日に発症し、検査した結果、陽性であったとしています(感染確認は13日)。
全入国者に対して、入国後14日間は外出自粛が要請されているため、他人と接触した可能性は低くなっています。このため、自粛を頑張っていたという前提であれば、滞在元で感染し病原体を保有していたのに、空港検疫の検査では結果が陰性と出た「偽陰性」、検査すり抜けであった可能性がある事例となっています。(自粛せずに多くの人と会っていればただの国内感染ですが、、、)
空港検疫での検査対象111か国に含まれていない可能性がありますが、滞在元の国名が非公開のため、詳細は不明。対策を非常に難しくしている印象です。
PCR検査では、偽陰性が普通に出ます。このため、厚生労働省では、陰性であっても入国後14日間の外出自粛を要請していますが、空港検疫の検査の結果、陰性だからと安心しきっている人も多いとみられます。検査対象でなかった可能性もありますが、このように入国後数日で発症することはわかりました。
空港検疫では、特に5月下旬以降、団体感染と思われる事例が多発しており、同時に帰国した1人だけが陽性というパターンも複数確認されています。
入国後14日間の外出自粛(当然海外渡航はしていない同居人も)をぜひ頑張ってもらいたいものです。
そうすれば、入国時の検査の有無、陽性・陰性にかかわらず、拡大を防ぐことができます。
空港検疫をめぐっては、入国後に、国内の家族や友人に二次感染させた事例が、3月下旬のように急増しています。
陰性でもすぐ感染するという今回の事例で、入国後14日間の外出自粛が重要であることが改めて判明しました。
陰性は感染していないことの証明ではありません。
日本人的自粛感覚は分からないかもしれませんが、
お迎えに行く人は油断はせずに、
さらに入国者も陰性でも油断はせずに
入国後14日間の外出自粛を頑張っていただくことを
切に願います。
日本人的自粛感覚は分からないかもしれませんが、
お迎えに行く人は油断はせずに、
さらに入国者も陰性でも油断はせずに
入国後14日間の外出自粛を頑張っていただくことを
切に願います。
■新型コロナウイルスに関連した患者等の発生について(1022例目〜1023例目、県発663例目〜664例目)(埼玉県公式サイト)
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0001/news/page/2020/0614-01.html
■埼玉 新たに2人感染確認 県内で計1018人 新型コロナウイルス(NHK公式サイト)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200614/k10012470271000.html