□新型コロナウイルス感染症 7月から欧米便を中心に航空便再開拡大へ
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による中国武漢封鎖から7か月目、パンデミックから5か月目になる7月、国際線は欧米便を中心に、国内線は各地の路線で航空便の再開が急拡大します。
COVID-19の発生で中国武漢が封鎖されてから7か月経ち、パンデミックになった3月11日からも5か月目となる7月になります。パンミック以降全世界で航空便の欠航が広がってきましたが、欧州を中心に各国で航空便再開の動きが加速。日本も、国際線では欧米便を中心に運航便再開が拡大。国内線も運航再開が相次いでいます。
国際線は、7月は欧米を中心に運航が徐々に再開し始めます。
日本に乗り入れる海外航空会社も一気に運航が拡大します。1日にはマレーシア航空とフィンエア、3日からLOTポーランド航空とアエロメヒコ航空、4日からターキッシュエアラインズ、7日にエミレーツ航空がごく少数便ではあるものの日本路線の運航を再開する予定。また、日本航空(JAL)とANA、アシアナ航空、ユナイテッド航空が就航路線を拡大します。このうち2路線は新規路線で、明るい話題も出始めてきました。
日本の航空会社は、JALは6月に減便が増えましたが、7月に運航路線を9路線も拡大。ANAも1路線を新規再開し、増便する路線も出てきます。
その他の会社は全便欠航を継続する予定で、まだ様子見が続く予定です。
国内線は、復活が相次いでいます。
都道府県を跨いだ移動の自粛が解かれた6月19日に一気に就航路線が拡大していますが、7月は、さらに再開路線が急増します。
1日には天草エアライン(2路線欠航中)、22日にはジェットスター・ジャパン(15路線欠航中)が全路線を再開予定です。このほか、ANAは1日に5路線、22日に15路線、JALは1日に8路線、フジドリームエアラインズは1日に3路線の再開が決まっています。
1日からは、三沢飛行場で旅客定期便の発着が復活する予定で、これにより、定期便全便が長期欠航する空港がなくなります。
国際線では入国者の感染確認が5月下旬から急増中で、入国制限は継続されていますから、航空の利用意向はまだ低いままとみられます。
国際線で稼げない分、内需で何とかしたいところですが、東京など感染が再び拡大しているところもあり、まだまだ移動を躊躇する動きは続きそう。航空会社は何とか運航をつなげることが求められています。
2020年06月30日
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