◆空港検疫 岩国航空基地にウイルス持ち込み、日本国の検疫で発覚 国内線の航空便利用?行動歴の隠匿図る?
米国海兵隊岩国航空基地は13日、海外からの移動者により新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が持ち込まれたと発表しました。
と、ここまでは、基地外なパーティーをして感染を拡大し、基地内から追い出して基地外なホテルで隔離している沖縄の在日米軍と同じですから、特別に取り上げるようなものでもないですが、今回の事例は、国内線利用の疑いが出てきました。
COVID-19の感染者が確認されたのは、岩国飛行場(岩国錦帯橋空港)に隣接する米国海兵隊岩国航空基地。朝日新聞は、感染者は「3人とみられる」と報じています。
中國新聞によりますと、この感染者は、東京国際(羽田)から入国し、13日午前に岩国錦帯橋空港に到着したとしています。羽田の空港検疫での検査で陽性が判明したとしています。
岩国飛行場と岩国航空基地は一体となっていますが、岩国錦帯橋空港という名称はあくまで空港愛称に過ぎません。羽田では米軍機は離着陸しておらず、敢えてこの空港愛称を使っていることから、羽田→岩国線の国内線を利用した可能性が非常に高くなっています。
13:日午前に岩国に到着しているのは、NH631便(羽田6時55分発)のみ。時刻表上でこの便に乗り継げるのは、ロサンゼルスからのAA0169便(13日は4時39分着)しかありませんが、検疫の時間も考えると実質的に乗り継ぎできないと思われます。
12日には、米国便7便、フィリピン便、ドイツ便を含む14便が羽田に到着しており、このいずれかで入国したものとみられます。
厚生労働省の発表では、12日羽田着で、山口県在住者が3人陽性となっており、該当していると推定されます。
米国便はほとんどが夕方到着です。岩国までは、車でぶっ飛ばせば12時間はかかりませんが、10歳未満の子供を連れているとみられ、休憩しないわけにもいかないでしょうから、航空便を利用した可能性が非常に高くなっています。
現在、感染症拡大を防ぐため、入国後14日間は公共交通機関の利用は禁止されていますが、それを犯した可能性があります。
しかも、この3人は、行動歴が非公表でした。米軍属であることを隠匿しようとしたとも捉えられる状況になっています。
米海兵隊岩国航空基地は、公式facebookで、「良いお知らせとしては、私たちの手法が功を奏し、基地には危険性がない」と自分たちのことしか考えていないコメントをつぶやいていますが、詳細は何も公表されていません。
感染を確認したのは、私たちの手法ではなく、日本国の検疫官の頑張りの結果ですし、基地外は、危険をまき散らされているのに、なんとも残念な状況です。
第一次世界大戦中に流行ったスペイン風邪(インフルエンザ)は、戦力低下を悟られたくない軍隊が感染が蔓延しているのを隠したことがパンデミックの大きな要因だったと知られています。百年経っても状況は同じ。
今年は戦後75年の節目の年。こんな時でも、基地内なのにキチガイな対応しかされない敗戦国の現実を突きつけられた印象です。
それと、非公表は、こういったちょっとしたことからバレることがあります。そうなると立場がかなり悪くなります。都道府県名と行動歴(国名)が公表されたくらいでは、何のデメリットもありません。感染拡大防止のためにも、ぜひ、非公表止めませんか?
■14日5:29投稿(米海兵隊岩国航空基地公式facebook)
https://www.facebook.com/mcasiwakunijp/posts/1642739572568954
■米軍岩国基地で感染、複数人か 新型コロナ、羽田で検査後に到着(中國新聞公式サイト)
https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=661561&comment_sub_id=0&category_id=256
■岩国基地で3人感染か 新型コロナ(朝日新聞公式サイト)
https://www.asahi.com/articles/DA3S14547720.html
2020年07月14日
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